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Jリーグの黒船「DAZN」は救世主か?

 30代のJリーグファンは、「スカパー!時代よりも安くなったし、番組も増える。別に画質に問題があっても、スマホで普通に見られれば問題ない」と話し、安くなったうえに、J3を含め他のスポーツも見られるようになったことを素直に喜ぶ。一方、都内でスポーツバーを営む店主はこう嘆く。 「ネット配信というのがネック。スカパー!もオンデマンドでは最終節など視聴者が増えるときに、画面のフリーズが何度かありましたから。お店で盛り上がっているときに、映像が頻繁に止まってしまったらどう対処すればいいんですか(苦笑)。実際ウチのお客さんからも、DAZNは録画保存できないのが痛いとか、クオリティは大丈夫か?といった不安の声を数多く聞きますね」  ファンなら気に入った試合を永久保存したいという気持ちもわかるが、DAZNでの見逃し配信のアーカイブ期間は現状30日程度。「今後、ユーザーから延長やダウンロードを望む声が強ければ、前向きに検討したい」(ラシュトンCEO)とは言っても、権利的に永久保存が可能になるとは考え難い。放送のクオリティについては、「昨季までJ1がカメラ6台で中継していたのに対し、今季からは9台を基本にし(J2は6台、J3は3台)、注目試合に限っては最大16台のカメラを使用する」(同)と強調している。より多角的な角度で試合が楽しめるかもしれないが、始まってみないとわからない。
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簡便で安定した視聴ができると推奨される「Amazon Fire TV」は駆け込み需要か「5~7週間待ち」だ

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さらに気になるのは、DAZNが“放映権元”でしかないこと
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