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貧乏な人はシェアハウスで乗り切るしかない。ギャンブル狂の生命力

―[負け犬の遠吠え]―
ギャンブル狂で無職。なのに、借金総額は500万円以上。 それでも働きたくない。働かずに得たカネで、借金を全部返したい……。 「マニラのカジノで破滅」したnoteで有名になったTwitter上の有名人「犬」が、夢が終わった後も続いてしまう人生のなかで、力なく吠え続ける当連載も20回。  今回は、自他共に認める貧乏である犬さんが、今貧乏である若い人に送るエールです。
犬のTwitterプロフィール

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初めて新宿にいったときは拍子抜けだった

 平成に生まれて良かったと思ったのは、とにかく貧乏でも基本的に生活に支障を来さない、という点だ。  体罰やパワハラ、暗黙の暴力のような古い慣習が目に見えて駆逐され始めた時代の中で、特に日本国内においては、自ら社会の裏路地に入って行かない限り危ない目に遭うことはなくなった。僕は中途半端に進学をしたりまともに就活せずに中退したりと就職に関係する能力が低すぎたので、消えかけた古い慣習の端に轢かれてしまったが。  もちろん、今でもブラックボックスのままの職場が多く、訴えが聞こえないだけで苦しんでる人はいるのだろうが、それでも昔よりは確実に減っていることだろう。証拠に、多重債務者の僕が返済を送らせてしまった時に渋々力技で取り立てにくる人もいない。中高時代にウシジマくんや新宿スワンを読んで都会に恐れをなしてた身からすると少し拍子抜けだった。  さて、月々の返済が間に合わないほどの貧乏人が取り立てのような外的要因で追い詰められにくい現在、直面する問題の中で一番大きく、そして解決が難しいのが「住居」だ。

東京は安くても初期費用で40万円くらいかかる

 屋根を得るには金がかかる。信用も必要だ。僕は過去にホームレスを経験したこともあるが、屋根がない、安心して寝る場所がない、何より光や水など、身の回りにあった当たり前で何気ないものがない生活というのは、経験する必要がないと断言できるほど辛い。体感時間は長く長く引き延ばされるのに、仕事を探したり、より良い生活を目指して足掻いたりしてみると何もかもが足りないことに気付き、ただただ焦るだけの精神と時の無間地獄に落ちてしまう。  幸い僕は年齢も若く友達もいたのですぐにそんな生活から脱することができたが、救いの手がすぐ近くにない場合はあまりオススメしない。人がストレスなく生きていくには思ったよりも依存しているものが多く存在する。この時代に生まれて本当に良かった。  友達の家を転々とするにも、相手が誰とも同棲していなかったり、家賃の按分を支払う義理を信用してもらう必要があるので、見方を変えると限定的な作戦だ。 貧乏 僕はこれまで3度引越しを経験しているが、東京で引っ越すのにはざっくり40万円くらいかかる。例えば家賃が8万円だとすると敷金礼金で16万、仲介業者に1ヶ月分払うとしても8万円、前家賃を合わせるとこれだけで32万円必要になり、さらに引越し費用や足りない家電を揃えたりすると40万近くはかかるだろう。  40万円は「貯金0円」が当たり前の人間にとって、宝くじでも当たらない限り用意できない途方もない金額だ。社会に放たれた瞬間に就職戦争に背を向けて逃げ出した人間に城は与えない。血が流れないだけで日本はずっと戦国時代なのだ。  実家の援助もなく、貯金も0、信用情報も0、ついでに資格も0、大きな数字は借金の総額だけ……果たしてこんな人間はどうやって賃貸住宅を手に入れたらいいのだろうか?僕の場合だが、紹介しようと思う。  時は6年前。関西のキャバクラを辞めて家が無い状態で東京の友達の家に一時的に居候し、麻雀でぼろ負けして無一文になり、朝5時の横浜西口ドンキホーテ前で首を垂れるところから始めよう。
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完全貧乏人マニュアル
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