「ガラガラ」「高い」と評判のレゴランド。でも 「半額」なら十分行く価値あり!
4月にオープンした名古屋の「レゴランド・ジャパン」が散々な評価を受けている。「ガラガラ」「高い」「狭い」とツイッターに溢れるコメントはネガティブなものばかり。地元・東海地方の情報番組でも「東京の有名テーマパークに比べればだいぶコンパクト」などと皮肉めいた解説をされていた。
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レゴランドは明確に「屋外型キッズテーマパーク」を謳っている。当然、アラフォーの中年記者1人で向かうのは憚られる。今回は馴染みの名古屋在住アラフォー夫婦の協力を仰いだ。が、前日に声をかけても、なかなか返信がない……。ようやく届いたメッセージも「いいよ」と妙にそっけない。聞けば、評判の悪さは地元でも有名だという。テンションの低さに不安を覚えながらも、現地で待ち合わせることにした。
実際に、レゴランドを訪れたのは4月16日の日曜日。一仕事終えてから向かったため、チケット売り場に到着したのは16時近くのことだった(土日の営業時間は19時まで)。ご存じの人も多いだろうが、ディズニーランドの1デーパスポートは大人7400円、USJは7600円なのに対して、レゴランドは6900円と強気だ。年間パスポートは1万7300円。半額キャンペーンは、この年パスを4月24日までに購入した人が対象。現在はその同伴者2人まで、1dayを半額で購入できるようになっている。だが当然、アラフォー3人は後にそんな値下げが実施されるとは露知らず。2万700円を支払って、いざレゴランドへ。
これまたネット上で非難の的となっていたが、入場に際して飲食物の持ち込みは禁止だ。記者は半分ほど飲み干したコカコーラのペットボトルを持って入場しようとしたところ、すぐさまスタッフに引き留められた。ただし、「そちらで処分してもらってもいいですか?」と伝えると、「入場してすぐのごみ箱に捨ててください」と言われただけで、手荷物検査はナシ。実際にはかなり緩いチェック体制なのは間違いない。
入場してすぐに待ち受けているのは、特大のレゴのオブジェ。これには、アラフォー夫婦のテンションも上がり始める。なにせ、レゴランド内のオブジェの数々はほとんどレゴ職人(マスターモデルビルダー)が手作業でつくりあげたもの。実に1700万個ものレゴブロックが使用されたという。幼い頃『スターウォーズ』にハマり、Xウィングやミレニアム・ファルコン号をレゴで自作していた記者もリスペクトを禁じ得ない。
しかし、肝心の人の入りは……やはり、オープン当初とは思えないほど少ない。レゴランドを一望できる「オブザベーション・タワー」に乗れば、一目瞭然だ。夕方だったせいもあろうが、人もまばらで、行列ができているアトラクションは見当たらない。まずは、散歩を兼ねて、入場口から最も奥に位置するハンバーショップ「ブリックハウス・バーガー」へ向かったときにも、驚くべき光景を目にした。少ないどころか、1人の客もいない!
まとめサイトでは東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオ・ジャパンと比較されたうえで、レゴランド内で提供されたと思しき、みすぼらしいハンガーセットの写真なども掲載されている……。そんな評判を知ってか知らずか、レゴランドは年間パスポート購入者向けに、ひっそりと「半額キャンペーン」のお知らせを送っていたことが話題になっている。果たして、いきなり値下げしないとならないほど評判どおり悪いものなのか……? 取材班は値下げキャンペーン直前のレゴランドに足を運んだので、そのルポをお届けしたい。
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