年収340万円⇒0円になった46歳・男の転落人生――高収入につられ転職するも「今日で辞めて」と一転無職へ
人生の折り返し地点である40代。サラリーマンの7割が万年ヒラ社員で終わると言われている昨今、会社員として伸び悩む者が大半のなか、40代で人生を好転させる者もいる。同じ40代ながら、両者を分け隔てるものとはいったい何なのか。ここではある失敗例を紹介する。
…赤田康祐さん(仮名・46歳)/無職/年収340万円→0円
「ネット広告などの制作会社に勤めていたんですが、拘束時間が長いわりに月給は27万円程度。とにかくもっと給料がもらえる会社に転職しようと考えたんです」
そうキャリアアップを図った赤田康祐さんだが、現在は無職の身。いったい何が起きたのだろうか?
「転職活動を始めてすぐに、広告代理店の最終面接までたどりつきました。提示額は45万円。『もうココしかない!』と思いましたね」
無事に内定を得て、前職場には退職する旨を伝えた。だがその後、ネット上で衝撃の事実を知る。
「入社する会社をネットで検索したところ、『ブラック』『ワンマン』といった言葉がズラリと出てきたんです。そのほとんどは『気に入らない社員をすぐに切る』『妻を経理に雇って会社のカネを懐に入れている』など、社長に対する悪評です。でも、もう引き下がるわけにはいかない。あれだけ面接で評価してくれたんだから大丈夫だろう、と自分に言い聞かせました」
そうして入社するも、安穏とした日々は1か月も続かなかった。
「突然社長に呼び出されて、『今日で辞めて』と告げられました。理由を聞いても、『ウチで働く資質に欠けてる』と言うばかりで……。あとで同僚に聞くと、社長は、『アイツの顔が気にくわない』と常々こぼしていたそうです。給料の高さに惹かれるばかりに、あまりにも無知な状態で転職に踏み切った自分をとても後悔しています」
転職によるキャリアアップが難しいと言われる40代。甘い話には注意が必要なのかもしれない。
※写真はイメージです
― 40代から[人生が好転する男]の特徴 ―
収入アップの甘言につられたやすく転職するも……
この特集の前回記事
ハッシュタグ