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X JAPANとメロスピの始祖=HELLOWEENの30年にわたる「類似論争」にケリをつける

もっとも似ていた点は、楽曲ではなく……

 最後になるが、あの頃のHELLOWEENとX、一般人からの視点でもっとも似ていたのは、ヴォーカリストのチャーム・ポイントがアゴだったことではないか。HELLOWEENのマイケル・キスクは未だに「ケツアゴ」と言われ、XのTOSHI(現Toshl)はシャクレである。“洗脳星”で付けられた蔑称も、アゴがキーワードだった。  だが現在の(1994年以降の)HELLOWEENのヴォーカリストは、アゴとは関係ないアンディ・デリス。もはやどこも似ていないと言えよう。HELLOWEENとXの比較論が盛り上がったのは、30年近く前の、遠い過去の話だ。
(やまの・しゃりん)漫画家・ジャパメタ評論家。1971年生まれ。『マンガ嫌韓流』(晋遊舎)シリーズが累計100万部突破。ヘビメタマニアとしても有名。最新刊は『ジャパメタの逆襲』(扶桑社新書)
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ジャパメタの逆襲

LOUDNESS、X JAPAN、BABYMETAL、アニメソング……今や世界が熱狂するジャパニーズメタル! !  だが、実はジャパニーズメタルは、長らく洋楽よりも「劣る」ものと見られていた。 本書は、メディアでは語られてこなかった暗黒の時代を振り返る、初のジャパメタ文化論である。★ジャパメタのレジェンド=影山ヒロノブ氏(アニソンシンガー)の特別インタビューを掲載!

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