ハルク・ホーガン プロレス史上最大のスーパースター――フミ斎藤のプロレス講座別冊レジェンド100<第48話>
ホーガンとビンスの再会は時間の問題だった。48歳になったホーガンは“レッスルマニア18”(2002年3月17日=カナダ・トロント)の大舞台でザ・ロックと“世紀の一戦”を闘い、翌年の“レッスルマニア19”(2003年3月30日=ワシントン州シアトル、セーフコ・フィールド)ではホーガン対ビンスの“ストリート・ファイト”が実現した。
ホーガンとビンスはこれまでいったい何回、ケンカして、何回、和解しているかわからない。犬猿の仲になったといわれた時期もあったが、いきなりホーガンが“ホール・オブ・フェーム”で殿堂入りしたこともあった(2005年4月)。
“レッスルマニア30”(2014年4月6日)のオープニング・ホストとしてニューオーリンズにやって来たホーガンは「家に帰ってくるのはいいものだIt’s good to be home」とコメントしたが、その後、またビンスと衝突した。
1979年の出逢いから約40年の歳月が経過しようとしている。ホーガンとビンスは、これからもつかず離れず、仲よくケンカをつづけていくのだろう。
●PROFILE:ハルク・ホーガンHulk Hogan
1953年8月11日、フロリダ州タンパ出身。本名テリー・ジーン・ボレア。1978年、デビュー。1980年、初来日(新日本プロレス『第3回MSGシリーズ』)。WWE世界ヘビー級王座通算6回、WCW世界ヘビー級王座通算6回保持。得意技はレッグドロップとアックスボンバー。イメージカラーはレッド&イエロー。ニックネームはアイコン・オブ・レスリング。
※文中敬称略
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文/斎藤文彦
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