『ポポロクロイス物語』新作がスマホで配信開始! 次にスマホ化されるPS1ソフトはどれ?
さて、ここからはスマホで新作をリリースしたらヒットしそうなPS1のソフトを挙げていきたいと思います。みなさんはどのタイトルが楽しみですか?
『ぼくのなつやすみ』
『ぼくのなつやすみ』は、都会っ子の「ボク」くんが田舎の親戚に預けられ、夏休みを過ごすという2000年にスタートした人気シリーズです。虫相撲に海や山での探険、友情に淡い恋……と、日常に疲れた大人がスマホでひとときの癒しを得られるタイトルになりそう。
『どこでもいっしょ』
『どこでもいっしょ』(1999年)は、白猫のトロやウサギのジュンなどかわいいキャラたちに言葉を教えていくコミュニケーションゲーム。トロはPSのマスコット的存在ともなりました。スマホゲームではペットの世話をする育成ゲームが根強い人気を集めています。『どこでもいっしょ』シリーズもスマホとの相性は文句なしでしょう。
ちなみに、『ぼくのなつやすみ』と『どこでもいっしょ』シリーズは、2016年12月に「スマホ向けに展開」予定とプレイステーション公式からのツイートがありました。その後、具体的な動きはまだないですが期待して待ちたいところです。
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
『I.Q インテリジェントキューブ』
『I.Q』(1997年)は、『だんご三兄弟』『ピタゴラスイッチ』の生みの親としても知られる佐藤雅彦氏原案のアクションパズル。ルールは非常にシンプルながら、人が大型キューブにつぶされるという刺激的な設定も話題となりました。スキマ時間に遊べるアクションパズルはスマホ向き。アレンジによっては大ヒットする可能性も高そうです。
『マリーのアトリエ』
錬金術士が手に入れた素材を合成して、次々と新しいアイテムを作り出していく『アトリエ』シリーズ。初代『マリーのアトリエ』はRPGの定番である冒険や戦闘を簡略化し、親しみやすい日常感を押し出したことでゲーム初心者にも人気が出ました。
実は、『アトリエ』シリーズ初となる新作スマホアプリ『アトリエ オンライン ~ブレセイルの錬金術士~』の制作がアナウンスされています(2018年リリース予定)。また、懐かしの『マリーのアトリエ』のほうは、今年2月にスマホ移植版が配信されました。
PS1のソフトはカジュアルで気軽に遊べるものが多く、ゲーマーではないライト層をも取り込むことに成功しました。そうした意味では、老若男女、ユーザー層が幅広いスマホゲームにも向いているはず。過去の資産を眠らせておくのはもったいない気がします。1
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