更新日:2018年07月24日 21:00
ライフ

落ちこぼれが優秀な東大生に追いつくために編み出した生活習慣「あらゆることをゲーム化する」

時間を味方にしてゲームを最適化する「1週間制限」と「3分間ルール」

 このようにゲームを作ること自体はシンプルなものですが、より賢く「ゲーム化」を使いこなすには、「制限」や「勝利条件」を工夫する必要があります。ここでは、最適な「制限」について考えてみましょう。  たとえば、「時間」を制限に設定することはわかりやすく有効ですが、「長すぎず、短すぎない」ものにする必要があります。ここで私が考える、「長すぎない」ための条件が「1週間制限」、そして「短すぎない」ための条件が「3分間ルール」です。 「1週間制限」とは、ゲームが始まる日と終わる日の間に1週間以上の間を設けないようにするというもの。1週間以上間を設けると、「具体的な目標設定」ができなくなってしまいますが、あえて制限時間を1週間以内に収めることで期限を意識しやすくなります。  次の「3分間ルール」は、「『3分間で終わるゲーム』はすぐにスタートし、それ以外は後に回す」というものです。人間の集中力は、全神経を1つのものに本気で集中させた場合、持続するのは3分間だと言われていますから、この性質を利用するのです。  3分で終わるものは時間を測って集中的にやりきり、3分以上かかるタスクはじっくり取り掛かる。こんなふうにタスクにメリハリをつければ、「メールを打つだけのはずが、いつの間にか10分も経っていた……」なんて経験を防ぐことができます。 メール もっとも、ルール設定にこだわりすぎて、なかなかゲームをスタートできないのは本末転倒。まずは気軽に始めてみて、挑戦しながらルールを試行錯誤していくのがオススメです!
(にしおか いっせい)東京大学3年生。偏差値35から2 浪後なんとか東大に合格。現在は東大書評誌『ひろば』編集長、「ドラゴン桜2 東大生プロジェクト『東龍門』」のプロジェクトリーダーなどを務める。著書『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』が12万部を突破。最新刊『東大式習慣「ゲーム化」でラクラク身につく<最強の効率術>』が発売中
1
2
東大式習慣「ゲーム化」でラクラク身につく<最強の効率術>

偏差値35からはい上がった東大生が「<最強の効率>を生み出す習慣」を初公開! 落ちこぼれだった著者はいかにして「大逆転」を果たしたのか?

おすすめ記事