10歳から飲酒OKの国がある? 世界一酒を飲む国はどこ?「世界のお酒あるある」
― 30代が知らないと恥ずかしい! 今さら聞けないお酒のキホン第12回 ―
雑談でフックになるのがランキングネタです。例えば食事にルッコラが付いてきたとき、「日本で一番ルッコラを作っている産地はどこでしょう?」と振ってみれば、「どこだろう~?」と会話が弾むことでしょう。ちなみに、答えは東京都です。
もちろん場所がBARなら、お酒をネタにしたいところです。そこで今回は、世界のお酒に関するランキングネタなどをご紹介します。
まずは、世界で最もお酒を飲んでいる国・地域をチェックしてみましょう。
第1位はエストニア共和国です。北ヨーロッパにある国で、人口は134万人ですが、アルコールを年間15.35リットルも飲んでいます。ウイスキーで言えば55本。毎日、ハイボール3杯を飲んでいる計算ですね。日本人でも酒豪であればこの2~3倍は飲んでいるものの、全国民の平均でこれというところがすごいです。
2位以下はリトアニア、チェコ共和国、フランス、ブルガリア、アイルランド、ルクセンブルクと続き、年間10リットルを切るのがイギリスで9.81リットル。ヨーロッパ勢の強さが目立ちます。
日本は136位と中の下くらいで、年間6.86リットル。中国は46位、韓国は119位なので、アジアのなかでも日本は、あまりお酒を飲んでいない国となっています。
飲酒可能な最低年齢ランキングもネタになりそうです。パキスタンやパラオ、アメリカなどは21歳から、日本をはじめタイやアイスランドは20歳から。韓国やネパール、モナコなどのように、18歳からの国が最も多くなっています。マルタやキプロスは17歳から、デンマークやルクセンブルグは16歳からとなっています。
さて、国が定める飲酒可能年齢が最も低いのはどこの国でしょう?
答えは、アンティグア・バーブーダ。カリブ海東にある国で、イギリス連邦の加盟国。なんと10歳からお酒を飲めるのです。信じられませんね。
ウイスキー消費量ランキングの1位は、以前にご紹介したように、インドです。2位のアメリカは、なんといってもバーボンの消費量が半端ではありません。意外なのが3位のフランスでしょうか。実は、ウイスキー蒸留所がいくつもある、ウイスキー大好き国の1つなのです。日本は第4位、イギリスが5位です。ただし、現在、中国が猛烈な勢いで追い上げています。そう遠くないうちに、ランキング上位に食い込んでくることは間違いないでしょう。
ちなみに、国内ではもちろん東京都がもっとも多く、年間2.4リットルです。2位以降は、宮城県、青森県、山梨県、北海道、秋田県、山形県と、北寄りがたくさんウイスキーを楽しんでいるようです。
世界一酒を飲む国はどこだ?
10歳から飲酒OKの国があった!
アメリカは2位。ウイスキー消費量が世界一の国は?
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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