カーマニアのモテない趣味「孤独のダム巡礼」でダムカードをゲットだぜ!
それぞれダムの証拠写真を撮り、指定された道の駅とドライブインで見せ、ダムカードをゲットだ。「ポケモンGO」なんざにうつつを抜かすヤツが腑抜けに思えてならないぜ。
そこから安房峠トンネルを抜けて岐阜県に入り、女子供が集まる飛騨高山の町をカンペキにパス。世界遺産の白川郷も無視してダムに突撃する。着いたのは、重力式コンクリートダムの鳩谷(はとがや)ダムだ。
おお、見えた! あのピラミッドと古墳が合体したみたいな男らしい姿こそ、ロックフィルダム!
「いや~、やっぱりロックフィルダムが一番そそられるな~」(担当K)
黒部ダムみたいなアーチ式は、「こんな薄い壁で大丈夫?」という危うさがあるが、大地に根を下ろしたロックフィルダムには、そういう懸念は皆無。戦国武将で言えば「山は動かず!」の武田信玄である。
ダムの近くには立派な資料館があり、そこでダムカードをゲット。感動的な建設映像その他も存分に楽しめた。ところがこれまた観光客は我々のみ! まさに無人の野を往くが如し。無敵の快進撃とはこのことであった。涙が出ます。
<結論>
公式ダムカードが配布されているダムは、現在全国に365か所あるとか。死ぬまでにそれを全部集めようと決意しました。果たしてカーマニアのダム天下統一は成るのか? まだ5枚だけどがんばります!1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
折しも荘川流域は大雨の直後で、放流を行っていた。無骨なダムから「ゴオオオオオっ!」と水が流れ落ちる様は、まさに男の情念の奔流とでも言おうか。うーむ、カッコいい。
そして本日の最終目的地、御母衣(みぼろ)ダムへ。総貯水量日本第2位を誇る巨大なロックフィルダムである。大雨の影響で、国道には通行止めの表示が。果たしてたどり着けるのか。
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