更新日:2019年01月11日 21:09
仕事

シャンパンタワーに隠されたキャバ嬢の「地道な営業努力」

一人前のキャバ嬢になりたい

内野彩華

内野彩華

 Aはランチを食べながら誕生日イベントの話をしました。嫌がられるかなと思ったけど、はじめての誕生日イベントで緊張していること、失敗は許されないこと、どうしてもバースデーをやり遂げた一人前のキャバ嬢になりたいことを訥々と話しました。  Dは黙ってずっと話を聞いてくれていました。そして、最後に「そこまで誕生日イベントにAが命かけてるなら、俺がシャンパンタワーをしよう」と言ってくれました。「100万円のシャンパンタワーは俺にとってけして安い金額ではないけど、Aにはいつも元気もらってるから俺も頑張るよ」と。  Aは10月10日にはじめての誕生日イベントをして、シャンパンタワーと売上ノルマを無事クリアしました。  どんなに最高のプレゼンをしても、ニーズのないお客様には断られてしまいます。そこは確率論です。お客様のパイを増やして、そのなかから目星をつけ、いちいち泣いたり怒ったり腐ったりせずに、ひとつずつ丁寧にクロージングをかけていく。 「シャンパンタワーは断られてからがはじまり」なのです。 <TEXT/内野彩華>
新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中

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