「アルファードのほうがよっぽどクラウンらしさを感じる」クラウン好きによる新型クラウン評
―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―
腕時計投資家の斉藤由貴生です。私は腕時計とクルマが好きなのですが、どちらも買った値段より高く売るか、購入額に近い額で売却することを心がけています。そういう消費スタイルを貫いた結果、これまでに中古のロールスロイスを始め、数十台クルマを乗り継いできました。
高級レストランに行く機会が増えると舌が肥えてくるのと同じように、様々なクルマを所有すると、良いクルマの傾向がわかってきます。
では私はどんなクルマが良いと思ったのかというと、意外にも一般的な「クルマ好き」からはそれほど評価の高くない、クラウンというクルマが素晴らしいということに気づいたのです。
さて、クラウンといえば、最近新型が登場しましたが、その新型はいったいどのようなクルマとなっているのでしょうか? その評価をするためには、これまでに販売された素晴らしいクラウンと比べてみるのがわかりやすいといえます。
ということで今回は、クラウン好き&旧型オーナーの目線で、新型クラウンをこれまでの主なクラウンと比較してみました。
比較対象は、以下の3台です。
●エントリーNo.1 8代目クラウン(13系)
8代目クラウンは、これまで最も売れたクラウン。そして、「クラウンといえばこれ!」というほどクラウンらしさが強い印象です。
●エントリーNo.2 11代目クラウン(17系)
11代目クラウンは、「ロイヤル」「アスリート」という2部構成となった初の世代。アスリートシリーズの初代では、それまで無縁だったスポーツ要素を積極的に取り入れました(※「アスリート」は1グレードとして7代目、8代目にも存在)。
●エントリーNo.3 13代目クラウン(18系)
ゼロクラウンとしても有名なこのクラウン。「いつかはクラウン」という7代目の有名なキャッチコピーを「このクルマがスタートとなる」と書き換えたのは、宣伝文句だけでなくクルマ本体を見てもわかります。この世代が、クラウンシリーズのモダンとクラシカルの分かれ目だといえるでしょう。
新型からクラウンらしさは感じられたか?
走りの質感を比べてみると……
乗り心地はクラウンだったか?
クラウンらしい高級感は感じられる?
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある
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『もう新品は買うな!』 もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう |
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