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まず「信念」がなければどんな夢もかなわない

魔法のステッキはいつか夢になる

 初代iPhoneのプレゼンで、スティーブ・ジョブズは「電話を再発明する」と言いました。電話とカメラと音楽プレーヤーとネット端末を一台に集約するというコンセプトです。日本では既に同様の機能を持つiモードやezwebが普及していて、「iPhoneは流行らない」と言われていました。しかし今ではiPhoneが提案したタッチパネル式のスマートフォンがスタンダードになっています。  ビジネスではこうした例がたくさんあります。セブンイレブンはおにぎりを売り始めた時、「売れるはずがない」と言われていました。セブン銀行を始めた時も、「ATM手数料が収入の銀行など成り立たない」と言われていました。誰かの反対を間に受けていたら、何も始められなくなってしまいます。自分の行く手を遮るのがロジックとは限りません。現実は理性よりもむしろ心を折ろうとしてきます。  ある男の子が木の棒を振りかざしながら、「これは魔法のステッキだ!」と言いました。それを隣で見ていた女の子は「違うよ」と返しました。客観的なのは女の子です。しかし男の子の主観では、それは魔法のステッキだったのです。そこには幼いながらにして、信念が芽生えています。人間は嘘を本当にしようとする時に強く輝きます。それが夢です。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

人生を変えるマインドレコーディング

人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ!

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