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使うと“おっさん認定”されるネット俗語集。「ググレカス」は死語?

 1月2日、3日に、昔のインターネット文化を取り扱った特別番組『平成ネット史(仮)』がNHKで放送され、当時どっぷり浸かっていた世代の人々の間で、大きな話題となった。  エポックメーキングだった「Windows95」の発売から20余年がたち、現在では、誰もがインターネットにアクセスするようになった。だが、以前はそういった状況ではなく、隆盛を極めていた「テキストサイト」や「2ちゃんねる」には、限られた人だけが参加し、独自の文化を形成していた。また、そこでたくさんのネットスラングが生まれたのだ。 ネットスラング しかし、文化の移り変わりは容赦のないもの。かつて、インターネット上で大流行していたスラングでも、今では見かけないというものも少なくない。そういった古いネットスラングを使っていると、時代遅れ感が出てしまい「おっさん認定」されてしまうだろう。  そこで今回は、この残酷な時代の流れについていくために、避けるべき「おっさんスラング」をピックアップしていこう。

スマソ:GACKTが使って「おっさん認定」

 ネットスラングの使い方で「おっさん認定」されてしまった例がGACKTだ。彼は、2018年5月ごろに精力的に更新していたインスタグラムで動画をアップしていたのだが、そこに入れていた字幕で「スマソ」というスラングを使い、その言葉遣いが古臭いとネット上で話題になったのだ。 「スマソ」は、「スマン」の最後の文字を“ソ”に変え、堅苦しくなく気軽に謝罪をするために用いられていたスラングで、2000年代にネット上で大流行していたが……しかし、今ではすっかり死語となっている。  GACKTは、「です」や「ます」といった語尾を“つ”に変える「~まつ」というスラングも使っており、こちらも時代遅れだと話題になってしまった。やはり、ネットスラングの使用には、注意が必要だということだろう。
GACKT

若々しい見た目を保っているGACKTだが、その言葉遣いは…(GACKTオフィシャルブログより)

笑、ワロタ、藁、ww、草:笑い方に年齢が出る?

 面白かったことや笑ったことを、文章だけで伝えるために、多数のネットスラングが誕生しては消えてきた。オーソドックスな「(笑)」を語尾に付けるというものは、今でも使っている方が多いのではないだろうか。 「(笑)」の代用スラングである「藁」や、「ワロタ」という言葉もあったが、「ww」の大流行により、すっかり死語に。これらのスラングを使っていると、おっさんだと思われてしまうだろう。  今では「ww」を、草が生えている様子に見立てて、「草生える」、「草」といったスラングで、笑っていることを表現することも多くなったが、一部では、「草」ですらもう古いといった声も。SNSや掲示板を通じて、日々新たなスラングが模索され、生まれているようだ。  さまざまな変遷を遂げてきたネット上の笑い方。次に流行る笑い方は、どんなものなのだろうか。

オワコン:その言葉自体がオワコンに…

 “終わったコンテンツ”という言葉を略したスラング「オワコン」。一時はブームになっていたが、現在では人気がなくなり、飽きられてしまった作品やサービスなどを指した言葉だ。  2010年ごろからインターネット上で広まったといわれているこのスラングは、流行語となったことでネットを飛び出し、テレビの出演者が使ったり、日常会話で用いられたりということもあった。だが、これも今では死語となっている。  いわば「オワコン」自身が、「オワコン」となってしまったといえよう。そのことを知らずに「それはオワコンだよね」などと使ってしまえば、時代遅れの人として見られても文句は言えないだろう。
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ググレカス:今では“ググってもカス”に!?
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