ひろゆきが警告する「自分の頭で考えられない人間を育てる親の言動」
「親ガチャ」問題はじめ、子育て&教育分野でも話題をふりまく日本屈指のインフルエンサー・ひろゆき氏。著書『僕が親ならこう育てるね』でも初めて子育て&教育論をまとめ、そのストレートな物言いが大反響となっている。そこで今回は子育ての重要テーマ「子どもの𠮟り方」について、ひろゆき氏の見解を聞いた。
――「子どもの叱り方」というのは多くの子育て中の親が抱える悩みですよね。
ひろゆき:書店の子育て本コーナーを見ても「いい叱り方」「子どもに怒ってはいけない」といった本が多く並んでいますが、まず大前提として、子どもには躾は必要ですが、「いい叱り方」という画一的なものは存在しないと思うんです。
――そう言われると、親としては迷走しちゃいますよ。
ひろゆき:いい叱り方はないんですが、「悪い叱り方」はあります。それは、叱るときに大人が怒ることです。これは子どもだけではなくて、上司が部下に対するときもそうかもしれませんが、叱ると怒るはまったくの別物。怒るは、ただ感情的に腹を立てて相手にぶつけているだけなんです。
子どもは大人が怒りの感情をぶつける相手ではありません。躾、そして子どもの成長を促す教育ということであれば、適切な言い方で何がダメかを伝えなければいけないわけです。もちろん、子どもの発育段階においては、すべて静かな声で諭すように話すわけにもいかず、大声を出す必要もあるでしょうが、それでも怒るとは違います。
怒るという一方的な感情を子どもにぶつけてしまうと、子どもは恐怖しか覚えていません。なぜ怒られたのかを理解する前に「怒っているから謝る」「怒っているから同じことをしない」と考え、その理由を見つけることを、考えない人間に育ってしまうと思うんです。
子どもの叱り方に「いい叱り方」は存在しない
叱ると怒るはまったくの別物
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