ウイスキーは冷蔵庫にいれちゃダメ! 飲み切れなかったときに長期保存する正しい方法
― 30代が知らないと恥ずかしい! 今さら聞けないお酒のキホン第36回 ―
長期熟成だったり限定品のウイスキーやブランデーをゲットしたら、すぐに開栓というよりしばらく保管しておくと言う人も多いのではないでしょうか。一般的にはプレミアが付く可能性もありますし、ウイスキーには賞味期限はないので長期保管はありです。
また、ウイスキーやブランデーといった蒸留酒は度数が高いので、開栓したからといってなかなか1日で飲みきることはありません。人によっては、週に1回とか月に1回だけ飲むということもあります。貴重な思い出のウイスキーなので、年に1回の記念日だけ開けるということもあるでしょう。そんな楽しみ方ができるのも、蒸留酒の魅力です。
蒸留酒を長期保管するなら、保存場所と瓶の保護に注意しましょう。オススメの保管場所は冷暗所です。太陽光はもちろん、できれば電気の光も当たらないところに保存しましょう。段ボール箱に入れておいてもOKです。温度もなるべく低く、寒暖差の激しくないところに保管したいところです。湿度が適度にあり、静かなところが理想です。
冷蔵庫はNGです。乾燥していますし、振動がありますし、食材の匂いが移ってしまう可能性があります。ワインセラーは環境的にベストですが、ウイスキーやブランデーは立てて保存するので寝かせるタイプには入れられません。床下収納やシンク下の収納棚などが適しているでしょうか。
普段エアコンで気温を調整しているなら、部屋の中で日の光が当たらないところに置いてもいいでしょう。筆者もリビングの酒棚に普通に並べています。ただし、貴重な瓶は奥の方に並べ、光の当たる量を減らし、万一揺れで手前の酒瓶が落ちても助かるように工夫しています。
ワインでよく見かけますが、ボトルのボディにラップを巻くことがあります。これはラベルを保護するためです。多湿な環境に長期間保管しているとカビが生えてしまう可能性があります。自然なことなのでそのままでもよいと思います。筆者は、作り手にサインしてもらったボトルのみ、ラップで保護しています。
冷暗所がオススメなのに冷蔵庫がNGな理由は?
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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