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シングルマザーとのデート代捻出のため、毎日貧乏メシ…低所得おじさんの絶望

 40代になれば、生活に余裕が生まれる……そう夢を描いていたが、人々の手取り年収は下がり続けている。年収400万円未満の“低所得おじさん”は増加の一途を辿るばかりだ。70歳まで働く時代に日本社会が抱える課題と当事者の生活に迫る。

[低所得おじさん]の絶望

ふりかけご飯にキムチをのせただけの丹野さんの普段の食事。「今は卵の値段も高いから」との理由から卵かけご飯ですら控えているそうだ

デートはワリカン。祝儀が払えず甥の結婚式に不参加

丹野守さん(仮名・43歳・独身)/会社員/年収330万円

「これまで2回転職をしているのですが、そのたび収入がダウン。完全に選択を誤まりました……」

 そう嘆くのは、私立病院で医療事務として働く丹野守さん(仮名)。今でこそ転職はキャリアアップの重要な手段だが、SPA!が実施したアンケートでは低年収の理由について20.7%が「転職して条件が悪くなった」と回答している。彼もまさにその典型だろう。

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低所得おじさん300人に聞いた!
現在の所得に至った理由は?
(複数回答)

会社の給料が低い 39.0%
非正規雇用だから 28.7%
転職して条件が悪くなった 20.7%
好きな仕事だが儲からない 20.7%
出世するスキルがない 18.7%
持病・病気離職の経験がある 14.3%
働くのが面倒だから 8.0%

※都市部在住の43歳~55歳で年収400万円未満の男性300人にアンケートを実施
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「一応、正社員ですけど、勤めてから5年間の年収は、330万円のほぼ据え置き。今後も昇給はないものと半分諦めています」

 大学時代の友人たちは自身よりも収入が多く、「自分が惨めになるから」との理由で連絡を絶った。

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表紙の人/ 日向坂46

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