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「5万円で葬式やってくれ」とムチャを…葬儀社が驚いたトラブル

葬儀

通夜と告別式はお坊さん不在でお経はナシ

 利用者の愚行の例はまだ続く。 「近所で有名なドケチ夫婦の母親が亡くなったとき。通夜と告別式はお坊さん不在でお経はナシ。『母はクリスチャンだったから』と夫婦は話すが、故人をよく知る人が『××寺の檀家だったのに……』と呟いてました。香典返しは百均商品のようなハンドタオル一枚で衝撃でした」(47歳・専業主婦) 「本家の従兄は、墓代がもったいないと亡くなった父親の遺骨を曾祖父母と祖父母の4人分の遺骨が納められている納骨堂の骨壺に入れました。既に骨壺はパンパンだったので、遺骨を入れられたのか疑問」(51歳・自営) 「親戚が亡くなったのを半年以上たってから喪中はがきならぬ“喪中メール”で知った。直葬だったのははがき代をケチるほどお金がなかったからか」(40歳・メーカー)  もし経済的な事情がある場合、もらえるお金を試算しておくとよいのだとか。 「故人が加入していた国民健康保険や後期高齢者医療保険、協会けんぽ等の健康保険から3万~7万円程度の葬祭費・埋葬料の支給があります」(吉川氏)  ケチってトラブルになるぐらいなら、公的な補助を検討しよう。 <取材・文/週刊SPA!編集部> ― [激安葬儀ブーム]の闇 ―
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