恋愛・結婚

女子中高生と20代男性の兄活(アニカツ)が出現。タピオカで大喜びする一方…

彼氏とするのに1万円。「タダでヤるのは損」

 一方で兄活をうまく利用する狡猾な女子のケースも見つかった。 「お金をもらってもセックスするならイケメンじゃなきゃ嫌」  そう話すのは、30代前半までのイケメン限定で兄活相手を漁る都内の専門学校生、アヤカさん(仮名・19歳)だ。 「アプリの顔写真は信用ならないのでまず会ってみるんですが、いいなと思える人は10人に1人くらい。待ち合わせ場所にいるのがブサイクとわかった瞬間に素通りすることもあります。継続的に会っている2人は毎回寿司か焼き肉を食べて、ホテルに行って2万円もらう感じですね。腹が出たキモいオヤジとか何十万もらってもムリ」  好みのイケメンとデートしてお金までもらうとは、まさしく“全部取り”である。  さらには、恋愛関係がいつしか兄活にシフトするケースもある。神奈川県在住の大学生、ミサトさん(仮名・20歳)の場合。 「もともとは普通に付き合っていたんです。でもパパ活で月10万円以上稼いでいる友達に『若さには価値があるんだよ。お金もらわずにヤるなんてもったいないよ』って言われて、確かにそうだなって。それで彼と交渉して、デート一回3000円、セックスは1万円をもらうことにしてもう1年がたちます。まあ、彼は私にゾッコンなので文句は言わせない!」  パパ活が弱年齢化した兄活は、純愛から援助交際、タカリまで中身は大きく異なる。この先、「兄活」という言葉がどんな意味合いで広がっていくか、目が離せない。 【ヒロサンタ氏】 ユーチューバー。エロの世界をポップに伝えることをコンセプトに活動。「ヒロサンタドットコム」にて兄活を解説 【マドカ・ジャスミン氏】 エバンジェリスト。人脈や行動力を武器とし、合コンコンサルからHIV防止啓蒙活動まで行う。雑誌や地上波TV番組への出演多数 取材・文・撮影/ツマミ具依 ― [兄活]は健全か悪質か? ―
企画や体験レポートを好むフリーライター。週1で歌舞伎町のバーに在籍。Twitter:@tsumami_gui_
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