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妻からの「家を買え」圧力が強すぎて困ってます。男性35歳の悩み

― 連載「佐藤優のインテリジェンス人生相談」―
“外務省のラスプーチン”と呼ばれた諜報のプロが、その経験をもとに、読者の悩みに答える!

一戸建て

※写真はイメージです

妻からの「家を買え」圧力が強すぎて困ってます

★相談者★モサト(ペンネーム) Webデザイナー 男性 35歳

 嫁から「家を買え」というプレッシャーがすごくて困ってます。家に帰れば、嫁が見繕った物件のチラシが机に並べられています。休日には月1ペースでモデルルームに連れていかれます。最近、私の弟がマンションを買ったこともあって、その圧力は増すばかりです。フリーランスなので住宅ローンの金利が高くつく、東京五輪まで不動産価格は高いらしいよ、と話をそらし続けたら、「なんで真剣に考えてくれないの!?」と2回マジギレされました。

 私はマイホームを買っても、一生賃貸住宅でも構わないのですが、男はマイホームを建てて一人前みたいな言い方が嫌で、だんだん買いたくない気持ちが強くなってきました。佐藤さんは家にこだわりをもっているでしょうか? マイホーム主義者を説得する方法などありましたら、教えてほしいと思っています。

◆佐藤優の回答

 私は持ち家にはこだわりがありません。私の両親は生涯、借家暮らしでした。私自身も外務省時代は借家住まいでした。’02年5月に鈴木宗男事件で逮捕されたとき、弁護士に頼んで、当時借りていた赤坂のテラスハウスを解約し、荷物は本以外のほとんどを捨ててもらいました。本だけは、貸倉庫に入れました。翌’03年10月に保釈された後、5か月ほど、母の住む団地に寄宿しました(父はすでに他界していました)。

 その後、婚約者(現在の妻)と西国分寺のマンションに住むようになり、’05年3月に作家としてデビューしました。それから2年くらい経つと、中央線で酔っ払いから話しかけられることが多くなりました。10回のうち3回くらい、酔っ払いに絡まれて、北朝鮮問題や北方領土問題で議論を吹きかけられるうちに、「これは適わない」と思うようになりました。そこで都心のマンションを借りようと思ったのですが、当時、私は刑事被告人だったので、不動産会社の内規に抵触したようで、望んだ物件を借りることができませんでした。

 悩んでいると、曙橋に鉄筋の戸建てで、手頃な物件が出ているので購入することにしました。私は信用度が低く、ローンは組めないので、現金で支払いました。もっとも、私が外務省に勤めていたならば、今の家を買う経済的余裕はなかったと思います。

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通常の場合、長期間借金をすることになります

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