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杉村太蔵が「視聴者の評価はどうでもいい」理由

好きだと思えるものをトコトン追求する

 その“才能の見極め方”には、シンプルな答えがあるという。 「『自分にとって楽しいかどうか』に尽きます。一日中、寝食を忘れて熱中できるもの。僕にとってはそれがタレント業だった。政治や経済の小難しい話を、見ている人にわかりやすく伝える。これがすごく楽しい。好きだと思えるものをトコトン追求するっていうのは、人生を豊かにすると思いますね。令和時代の勝者の条件ですよ」
杉村太蔵

タクシーの中で持論を熱弁する杉村氏。空き時間で仕事をこなすのも合理化ゆえ

 番組出演後に、視聴者の感想を気にしたりはしないのだろうか。 「誤解を恐れずに言えば、視聴者の評価は僕にとってはどうでもいいんです。なぜなら、僕のお客さまはテレビ局で、視聴者が僕にお金を払っているわけではないから。よく“顧客目線”なんて言いますが、客は誰か、お金を払ってくれるのは誰かを見極める。そこに焦点を当てれば『稼ぐ』ことにも繋がるんじゃないでしょうか」  そんな杉村氏はマネジャーもつけず、多忙な仕事を全部自分で管理している。その意図は? 「そのほうが圧倒的に効率がいいからです。自分のジャッジですべてを即決する。なぜ一人でできているか? それはケタ違いの体力があるからです。これは大きな武器です。体力を維持できるコツはやはり『自己満足』ができているからこそです。その基準がノンストレスに繋がっています」  エネルギッシュなオーラは東京の街中でも一際輝いて見えた。 ★杉村太蔵の稼ぐ思考 ・人生に満足できているか ・好きなことを追求する ・「顧客目線」で仕事せよ 【杉村太蔵】 派遣社員、外資系証券会社勤務を経て、’05年9月の総選挙で最年少当選を果たす。現在は投資家・タレントとして活躍中 ― [稼げる人]の思考法 ―
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