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新入社員がパニック障害で退職…30代でもブラック企業は辞めるべき?

会社に見切りをつけ、転職するきっかけになった

パニック障害 結局、Y君が辞めてから2年半後に退社を決意。当時すでに30代だったが、会社に残るほうがリスクが大きいと捉えていた。 「しばらく会社に残って様子を見ていましたが、労務環境が改善されることもなかったため、見切りをつけたまでです。あのまま働いていたら自分がパニック障害やうつ病になってもおかしくなかったですしね。Y君には今でも悪いことをしたと思っていますが、そんな彼のおかげであの職場の環境がおかしいと気づくことができ、転職もできた。だから、私にとっては恩人でもあるんです」  新入社員の離職率が高い会社には、社員が定着しないだけの理由がある。企業側も非を新入社員の側に求めるのではなく、自分たちに問題がないのかもっと注視するべきなのかもしれない。<TEXT/トシタカマサ> ― シリーズ・モンスター新入社員録 ―
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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