更新日:2019年10月04日 16:00
仕事

男から数千万円を巻き上げた「悪い女」その特徴は?/歌舞伎町10億円女社長

お客様に100万円以上を無心する

「自分に自信がない人」というのはタチが悪いです。嫌いな自分のことを好きになってくれた異性に対し、「神様視」する傾向があります。そして、その特別な人のためにすべてを捧げようとします。  Sはお気に入りのホストに出会ってから、すぐに貢ぐようになりました。やがて、だんだんと収支のバランスが崩れていきました。はじめに思いついたのは、お客様に「お金を貸して」と言ってお金の無心をすることでした。 「親が病気」 「弟の学費を払っている」 「身体を壊して店に出られなくなってしまった」  このような、とても古典的な借金の常套句を口にして、お客様4、5人からそれぞれ20万~30万円のお金を借りていました。借りるといっても、返済期限もあいまいなのだから「無心」したというのが正しい表現です。でもすぐにお金は飲み代に消えてしまいました。

お客様をホテルに誘ってお金を抜く

スマホ 女性 次にSが考えついたのは、新規のお客様を誘惑してホテルに誘うこと。そして、お客様がお風呂に入っている間に財布からお金を抜きとることでした。  これがどのくらい成功したかはわかりませんが、ある日、お客様に見つかってしまい、警察沙汰にされてしまいました。もちろん、お客様の方は裁判沙汰にするつもりはなく、示談という形で終結。Sは盗んだお金より、少し多くのお金を払って解決しました。  この事件が発覚したことで、Sには店を辞めてもらいました。  その後、「お客様」とホテルに行ったところでたいしたお金が巻き上げられないと悟ったSは、結婚詐欺を思いつきます。Sが狙いを定めたのは、「自分に自信が持てないタイプの独身男性」でした。
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200万、300万…結婚詐欺でエスカレートする
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新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中

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