カーライフ

渋滞緩和じゃない!新東名全線開通先送りで老い先短いカーマニアが残念に思ったこと

カーマニアが新東名全線開通で期待すること

 しかし個人的には、新東名の開通を楽しみにしていた。なぜなら、この開通によって、東名の並行区間の交通量が大幅に減ることが期待できるからだ。繰り返すが、この区間の東名は6~7車線。仮に交通量が現状の4割減になれば、ものすごく快適な路線になるはずなのだ。  なかでも我々カーマニアにとっては、ステキなカーブが連続する大井松田-御殿場間は、愛車を気持ちよく走らせるのに最高の舞台になるはずだ。しかし、新東名の開通が3年遅れれば、パラダイスの出現も3年先送りになってしまう。

カーマニア的には新東名全線開通で東名が空くことを期待しております!(写真/池之平昌信)

 個人的な話で恐縮ですが、現在57歳の私は、2023年度末の2024年3月には62歳になっている。老い先がそう長くないカーマニアにとって、この開通3年先送りは人生の損失なのである。無念。 取材・文/清水草一
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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