仕事

劣等感だらけでも「成せばなる」と思えた経験/歌舞伎町10億円女社長

そして試験当日を迎えて…どうだったか?

 受験日当日。筆記は自信がないし、ロープの結び方は結んでるうちにわからなくなるし、運転実技はコースを間違えないかどうか冷や冷やでした。20キロ以下で走ったり、コースより手前でエンジンを停止したりすると失格になるらしいので「絶対に無理だ」と思っていました。  筆記はテストまでずっと問題集を見ていて、最後は答えを丸覚えしました。テストは6割正解していれば大丈夫のようで、答え合わせをしたらなんとかクリアしてました。  次は、ロープの結び方の実技テストで、テストの直前まで何回も黒服に聞いて、100回くらい繰り返し練習して結んでテストにのぞみました。なんとか無事に結ぶことができました。最後は運転のテスト。わたしの運転が相当やばかったのか「テスト前にもう一度練習しよう」と教官が言ってくれて、コースを走らせてくれました。 「はじめの走りの速度だと合格できないけど、最後のほうの速度で走ったら合格だから感覚を覚えて」と言われました。そしてそのままテストを受けました。すごく緊張したけど、コースを間違えることなく、前方確認後方確認もできて無事テストを終えることができました。

自己肯定感を高めるには、挑戦しよう

リストラ それから数日後、テストに合格していました。本当に嬉しかったです。わたしがバイクのような乗り物を運転できるなんて、自分が信じられませんでした。 「なにやってもだめ」と思ってたけど、「わたし、できた」と初めて思えました。これまでわたしは、好きなことと得意なことばかりやって生きてきたので、苦手なことにはまったく目をそむけて生きてきました。それは、どうせ努力したところで「人並み以下なら努力するだけ時間のムダ」と思っていたからです。  でも、人並み以下でも「できないことができるようになる」ことは自己肯定感を高めます。そして視野が広がります。わたしでいうと、次は二級小型船舶の免許を取りたいと思うようになりました。プレジャーボートは5海里まで運転できるので、太平洋のどこかの島に降り立ってみたいと思っています。  どんなに下手くそでも、まわりにたくさん迷惑かけても、成せばなるのです。 <TEXT/内野彩華>
新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中

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