更新日:2023年04月20日 12:25
スポーツ

台場に完成した東京五輪会場の問題点。強烈な日差しが観客を襲う

おすすめは「自由すぎる」自由席!?

 観戦チケットを握りしめ、ゴール地点にありますグランドスタンドへ向かいます。しかし、颯爽と入場しようとした僕は係の方に制止されます。どうやら僕が持っていた自由席券ではグランドスタンドには入れず、入場するならあと2000円払えとのこと。遠くからグランドスタンドを見て、「屋根がかかっていない手前側が自由席だろう」と勝手に思い込んでいた僕は、振り返って「自由席ってどこ!?」と探してしまいましたが、なるほどよく見たらありましたわ……自由席が……。

都合3000円払って入れていただけたグランドスタンド

VIPが座るイイ席には屋根がかかり、大型ビジョンも設置

スタンド内部にはキレイで暑くないトイレも設置されていました

予算の都合で屋根をつけるのをケチった手前側が一般向けの指定席

どうやら、さっき通ってきた芝生が自由席扱いだった模様。まさに「自由」だ……

 さすが大会後も残す恒設のグランドスタンド。着席すれば、座り心地も素晴らしい。一見するとタダのプラスチック椅子に見える座席ですが、座席内に空気を入れてあるようで、座るたびにプシューッと鳴って空気のクッション感を得られます。長時間座っていてもお尻が痛くならない未来型のプラスチック椅子です。大型ビジョンはこの日差しのなかでもクッキリと表示され、大変見やすい。最近話題の「東京湾のトイレ臭さ」などもまったくありません。東京ゲートブリッジを望む景観も最高です。  ボート競技は欧州での人気が非常に高いこともあって、ドイツ、オランダ、イタリアなど各国から多数の観衆が訪れています。この大会では、グランドスタンドの屋根のついている部分が外国からのVIP様に充てられていたため、そこだけまるでヨーロッパの雰囲気。見た目や雰囲気、それぞれのスタイルでの応援風景など、「五輪だなぁ」という実感がグッと高まってきます。

東京ゲートブリッジとボートのコラボレーション

ドイツ応援団が持つ鳴りもの「ラチェット」は、クルクル回すだけでイイ音が鳴るナイスな応援グッズ

歩いている人たちを見るだけで「五輪感」が高まってくる

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過酷な日差しに耐えるための準備は必須!
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