24時間営業のファミレスがない唯一の県はどこ?
―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―
腕時計投資家の斉藤由貴生です。ファミレス好きの私にとって、深夜の時間帯のファミレスはたまらないのですが、最近目に見えて24時間営業のファミレスが減ってしまったようで、残念に思っています。
脱24時間化に踏み切ったのはロイヤルホストからのようで、「ロイホの脱24時間化は成功した」と言われているようですが、私個人としては脱24時間化は残念でなりません。あの美味しいオニオングラタンスープを深夜のしっぽりとした雰囲気で味わうのが好きだったのですが、今では、深夜以外のガヤガヤとした雰囲気のなかで飲むしかありません。
ロイヤルホストの脱24時間化は、「2017年1月を目処に開始」というニュースがありましたが、私個人の感覚では、2015年時点で、24時間営業店舗は大幅に減っていました。かつてロイヤルホストの店舗は24時間営業が珍しくなかったのですが、2015年ごろには、すでに深夜2時までの営業へと短縮。「脱24時間」を表明した2017年以降は、深夜0時まで。営業時間が短縮されました。
ロイヤルホストが24時間営業を積極的に行っていたころ、東京には「24時間営業ファミレス」の選択肢は、ジョナサン、デニーズ、ロイヤルホストという3つの選択肢がありました。その一方で、サイゼリヤやココスは多くの店舗が深夜2時までの営業。ロイヤルホストの脱24時間化以前から、24時間営業をしていなかったのです。
ロイヤルホストの脱24時間発表ニュース後は、東京の感覚ですとジョナサンの24時間営業店の一部が、深夜2時までに短縮された感じです。その後も、24時間営業のファミレスは減りつつあり、その流れは今後も加速しそうだと感じます。
その理由の1つには喫煙席廃止の影響が大きいと思うのです。最近、私が行くジョナサン、ココスでは、いずれも喫煙席が廃止されたのですが、それ以降、いつもの時間に行くとお客が一気に減ったように感じています。
深夜ファミレスのなんともいえない良さは、小説の中や歌の歌詞でも表現されていますが、そのようなユートピアが失われつつあるのは誠に残念なことです。深夜のファミレスだと、ご飯はなぜだか昼より美味しく感じますし、仕事をするにも集中できる。ゆっくり本を読むにも良いですし、友達とひたすらしゃべるのも最高です。
そんな最高の時間に、「営業終了時間」というタイムリミットが設けられていないわけです。朝まで長居するわけでないのに、単に営業終了時間がないというだけで、なぜだかリラックスできるのです。
では、そんな深夜のオアシス「24時間営業を行うファミレス」は、今いくつぐらいあるのでしょうか? 調べてみました。
24時間営業店最多はデニーズ。総店舗数のわりに少ないガスト
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある
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