TARO：自宅にいなくちゃいけなくなってみんな今はネットに頼っている。競馬ってこの自粛のなかでは唯一まともに稼働しているコンテンツだから逆にいえばチャンスなのかとも言えますよね。 まゆ：家にいてもやることないからネット投票やっちゃうんですよね。自宅待機の人も増えましたものね、テレワークという名の…… TARO：そうそう、売上も極端に落ちてない。地方競馬に至ってはプラスですからね。まゆさんは地方競馬はどうですか？ まゆ：地方競馬の馬券の買い方は最初よくわかりませんでした。でも地方競馬のほうが私には都合がいいんですよね。夜から居酒屋の仕事があるので、平日昼間に開催しているから（笑）。だから、競馬関係での知り合いの方に無理やり相談して地方競馬ならではの予想の仕方や買い方を聞いてというのを勉強しました。地方競馬のほうがお金は使ってるかもしれないですね…… TARO：むしろ地方競馬のほうが詳しいとか？？ まゆ：詳しいかどうかはともかく、地方競馬のほうがお金は使ってるかもしれないです（笑）。中央競馬の土日ってウインズって結構混んでるじゃないですか。でも平日の場外売り場、オフト後楽園の指定席って人も少なくて、キレイじゃないですか。だから気兼ねなくゆっくりと楽しんでた時期がありました。馬券を買い始めた最初の頃は家でグリーンチャンネルつなげても最初はわからなかった。オフトやウインズのような場外は行けば見れるので初心者には気軽でいいですよね。 TARO：まゆさんがオフト指定席にいたら目立ちそう！ まゆ：みんな携帯とかいじって中継見たり新聞見てたりしてますからね。誰も私のことなんて見てないですよ〜 TARO：いやいやいや、オジサンたち絶対横目で見てますよ（笑） まゆ：前回、田沼亨さんとの対談で、女性の競馬タレントは「何か一つ変なことでもいいから面白い予想の仕方とか、自分しかできないことをしなよ」というのが印象に残りました。知識をつけるのも大事だけど、それよりも自分の個性が出る何か一つを見つけなと言われました。今は模索しています。 TARO：一芸に秀でるって重要ですよね。ひとつの、もっといえば一個の武器で攻めたほうが競馬予想は当たるっていうのがあるので、武器を持つのは大事だと思います。ただ、僕は女性の立場だからこそ、その一芸を武器にしてガチな予想をして当てるとか、正統派の予想も目指してほしい。実はここがブルーオーシャンなんですよ、女の人で面白い予想する人はいる、でもガチで本気で馬券を当てよう、お金を儲けようというガツガツした競馬タレントはあまりいない。 まゆ：馬券でガチで稼いで生活したい、っていう人がいないということですか？ TARO：そう！　可愛らしい、何百円とかじゃなくて、ガチで勝つためにやるっていう。可愛らしいっていうのは黙っていても溢れ出てくるから、それに対するギャップですよ。エグザイルがゴミ拾いしていたらスゴい！　みたいな。 一同：爆笑 TARO：すごいじゃないですか、響きますよね。ボランティア活動してたら、パリピみたいな感じだけど真面目。ギャップに人は惹かれる。ある意味勝つための予想っていうのを目指すという女性がなかなかいないんですよ。 まゆ：なるほど。 TARO：今日、これが一番言いたかった！ まゆ：これを聞いてハッ！と思ったのが、ツイッターのフォロワーさんの反応がよくてフォロワーが一番増えたツイートが何かって思い返したんです。それは地方競馬を1日全レース買いました！ってツイートして、買った馬券を撮ったものをツイートしたとき。この人こんなにやってるんだ、やばいね、っていう反応が……。 TARO：ほんとそう、ほんとソレです！　これってトラップなんですよ。競馬ファンの男性って、詳しくない女性に対してどこかで自分の手の内に居てほしい、男側のエゴみたいなものがある。一方で、実は本気であってほしい。ガチを見ると、あの子はよくいる普通の子じゃないんだって見方が変わる瞬間があるんですよね。あと、まゆさん、これは当たり前だと思うですけど、お金は儲かったほうが楽しいじゃないですか。 まゆ：もちろん！ TARO：そうでしょ。ギャンブルって儲かる、その瞬間が楽しいわけじゃないですか。予想するタレントがカワイイとか、カッコよく当てたいとかいろいろあるけれど……でも儲けたい。ここが一番大事だと思うんですよ。 まゆ：たしかに、そうかもしれない。メインレースの予想を出して乗ってくれるファンがいてくれる。そのあとにハズレたあと高知競馬がやってたので、ハズレたので高知やって予想して当てたらフォロワー増えました。このコ、高知までやってるよ……って。 TARO：競馬ファンからすれば仲間意識が芽生えますよね。さっきのエグザイル理論でいえば、よりオヤジ的な部分を目指すというか、それは刺さるんですよ。同性だけじゃなく女性の競馬好きな人にも。本気なんだな、ホントに当てにいってるな。それが大事だと強く言いたいです。