更新日:2020年07月07日 19:15
仕事

大阪のメイドカフェで働く女性たちがキャバクラに流れたワケ

ホストにハマり水商売に転身するケースも

 そんな職場環境ゆえに、病んでしまったメイドが水商売に流れているのでは……と話すサトミさん。メイドカフェに比べるとスナックは、かなり働きやすいという。 「メイドカフェ時代の時給は1000円でお客さんからもらうドリンクバックは100~300円ほどでしたが、今は時給も良くてママも優しいので仕事してて楽しいです。また、コロナ前に水商売に流れた子は純粋にメイドカフェが嫌になって辞めた子が多いのですが、今は違う理由で水商売に流れる子が多いと聞きました。自粛中、ヒマでホストにハマったり、中にはライブ配信で知り合った男に投げ銭しまくってお金がなくなった……という子もいます。そういう子達は水商売に流れても結局、稼げないのでパパ活とかに行くみたいですね」  東京だとメイドカフェとキャバクラはまるで違うジャンルというイメージがあるが、コンセプトキャバクラやガールズバーが多い大阪では水商売へのハードルが少し下がっているのかもしれない。メイドカフェからスナックに転職する……、少し前では考えられないことだったが、これも令和の新しいカタチなのかもしれない。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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