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デビュー45周年の岩崎宏美にカバーしてほしい大御所の名曲は?

CMソングからドラマの主題歌まで、日本人の心をつかむダイアナ・ロス

 ダイアナ・ロスといえば、日本人が大好きなのはネスカフェのCMで有名になった『マホガニーのテーマ』ではないでしょうか。  それから、1990年に『イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー』がテレビドラマ『想い出にかわるまで(主演:今井美樹・石田純一)』の主題歌になって話題を呼びました。  ダイアナ・ロスの最大の魅力は、その甘い美声。時に子供のような無邪気さで歌い、時にグッとセクシーな大人のムードを醸し出します。  そんな彼女も、現在76歳……。  ダイアナ・ロスとのコンビで、数々の名曲を生んだマイケル・マッサー(※2)の作品集として人気の高かったアルバム『To Love Again』をはじめ、彼女の歌をカバーできる日本人歌手は、岩崎宏美さんだと私は思うんです。
岩崎宏美

マイケル・マッサーの作品集として人気の高かったアルバム『To Love Again』

 岩崎宏美さんは、カバーアルバム『Dear Friends』を出されています。2003年に第1弾がリリースされて、最新作は『Dear Friends Ⅷ 筒美京平トリビュート』(2019年発売)。  このシリーズで、ダイアナ・ロスをカバーするお気持ちは?と伺ってみましたら……。 「ないことはないと思います。大好きなので」と微笑む宏美さん。その言葉を聞いて(いつか、きっとある)と確信した私でした。  スタジオライブでは、岩崎宏美さんが、デビューした1975年発売のサードシングル『センチメンタル』と、1983年発売の30枚目のシングル『素敵な気持ち』を披露します。8月27日放送の番組を、どうぞお楽しみに!
岩崎宏美

「17歳の少女の気持ちを、阿久悠先生がどうして書けたのか、不思議なんです」と岩崎宏美さん

(※1)ダイアナ・ロス。モータウンの看板スターにして、1960年代のアメリカで最も成功を収めた女性グループ「シュプリームス」の元リードシンガーとして活躍。ソロ転向後は映画の世界にも進出、『ビリー・ホリデイ物語』『マホガニー物語』、ミュージカル『ウィズ』と女優としての類稀なる才能も発揮。ライオネル・リッチーとデュエットした『Endless Love』も世界中で大ヒット。アメリカで最も成功した黒人女性歌手の1人であり、ブラックミュージック界の大御所でもある (※2)マイケル・マッサー。作曲家、プロデューサー。ダイアナ・ロス、ホイットニー、ナタリー・コールなどにヒットを提供し、多くのスタンダードとなった作品を生み出した。2015年74歳で死去
タレント、音“楽”家(おんらくか)。 邦楽、洋楽問わず、音楽好きが高じて、番組出演にとどまらず、テレビやラジオの番組監修、構成、音楽解説なども手掛ける。TOKYO MX『ミュージック・モア』(毎月第1・第5土曜日午前11時30分放送)ではレギュラーMCを務める。
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