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梨泰院クラスのセロイはなぜ店の名前を「タンバム(甘い夜)」にしたのか?

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第211回 梨泰院 日本でも大ヒットした韓国ドラマ『梨泰院クラス』の主人公セロイは、自分が作った飲食店にタンバムという名前をつけます。タンバムは韓国語で「甘い夜」という意味で、劇中で映る店の外装や内装には、「HONEY NIGHT」という文字看板が飾られています。  商品名や会社名には、開発者や創業者の思いが込められているのが一般的です。セロイも「タンバム」という店名に自分の思いを込めています。彼はなぜこの店名に決めたのか。やる気や決断には常に「人物の影響」があります。「あの時、あの人が、ああ言ったから」あるいは「あの時、あの人が、ああしたから」ということがあって、人は「だから自分はこうしよう」と考えて行動できるようになります。  セロイの店名に影響を与えたのは、父親のソンヨルです。セロイは高校生だった時にクラスメイトのいじめを咎めたところ、理不尽な形で自分が退学することになります。また、いじめを行なっていた生徒の父親がソンヨルが勤める会社の会長だったため、ソンヨルも同時に理不尽な形で退職をすることになります。  セロイが退学になり、ソンヨルが退職することになった夜、二人は居酒屋で酒を酌み交わします。この時はじめて酒を飲んだセロイはその味を聞かれて「甘い」と答えます。するとソンヨルは「今日が衝撃的な一日だった証拠だ」と笑い、「俺の酒も甘い」と呟きます。ソンヨルは信念を貫いていじめを糾弾したセロイのことを誇りに感じていました。  その後、ソンヨルはひき逃げにあって命を落とします。しかし、そのひき逃げの罪も、自分たちを退学と退職に追い込んだ親子にもみ消されてしまい、報復しようとしたセロイは刑務所に服役することになります。それから15年にわたるセロイの復讐が始まります。
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苦い夜を少しでも甘くしたい
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