ライフ

倉庫バイトも「一週間続けばいいほう」。中高年ひきこもり問題が深刻化

倉庫バイトがひきこもり脱出の一歩に?

ひきこもり

適性があれば、社会復帰につながる良い仕事になりうるが……(写真は実際の企業とは関係ありません)

 某大手通販企業の倉庫が、就労ブランクのあるひきこもりのリハビリ的な場所となっているという。この企業に勤務するA氏は、次のように話す。 「ウチは特にひきこもり就労支援を行っていないのですが、倉庫で発送業務を行うアルバイトには、なぜか中高年のひきこもりの方が多いんです。募集要項で職歴や経歴は不問で、即日採用というユルさが要因なのかもしれません。  現場には70歳くらいの親御さんが一緒に来て、パイプ椅子に座って子供が勤務終了するまで見守っている。会社も黙認しているのか、親御さんが注意された光景は見たことがありません」

だが1週間続けばいいほう

 支援者に勧められて来たというケースも見受けられるという。人と必要以上に話さなくても済む点は彼らに最適であるが、「ただセグウェイに乗れなかったり、作業ミスが多く、仕事についていくのは大変そうです。だから1週間続けばいいほうですね」とA氏は言う。  実際、彼らをケアする人もいない倉庫は、非常に過酷な環境であるといえるのかもしれない。
次のページ
ひきこもりを病院へ
1
2
3
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート