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「渋谷区はよくて港区はダメって…」パラリンピック学校観戦を巡り父母達の不満が大爆発

観戦した子としなかった子、父母達の人間関係も……

 こうした学校側の対応よりも不安視するのが、観戦を巡っての人間関係だともこの女性は危惧している。 「観戦が決まってからは行かせるかどうかでちょっとざわざわしましたね。父母のグループLINEではみんな『参加しますか?』って探り合いみたいになって、ちょっと嫌な感じもしました。  人生に一度きりの体験かもしれませんけど、おかしな対応でスジが通らないことを子供にさせることには抵抗がありました。子供とも話しあって結局、ウチは辞退したんですが、休み明けに行った子と行かなかった子で、そのことをネタにいろいろ言われたりするのかなぁって、ちょっと不安です」  子供たちの間でネタになることは防ぎようがない。行かなかったから、行ったからと子供たちをモヤモヤさせるのは、果たしてどうなのだろうか。

PCR検査で陽性の子供が急増!?

PCR検査

渋谷区内の小学校で配られたパラリンピック観戦に向けて行ったPCR検査の説明書

 渋谷区内の区立小学校に子供を通わせる男性は観戦予定の子供たちに実施されるPCR検査に注目しているという。 「子供たちの学校内でのコロナ感染が問題になっていますが、行く子を対象にしたPCR検査で陽性の子が出るのは火を見るよりも明らかですよ。これで『●●ちゃんはコロナになった』とか子供たちや親たちの間で嫌な思いをしないか不安です」  無観客で行われたオリンピックの頃よりも感染者の数は増え、緊急事態宣言の延長も取り沙汰される昨今。果たして子供たちのパラリンピック観戦を巡る対応は何が正解だったのだろうか。 取材・文/日刊SPA!編集部
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