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昭和のパチプロが令和のパチプロをべた褒め。オレたちよりも‟プロ”だと絶賛のワケ

厳しい状況は続く

 大島さんは今のパチプロたちを賞賛する一方、置かれた立場を危惧する。 「とは言えだよ、やっぱり年々パチンコは効率が悪くなってきてるのは事実だよ。止め打ち、捻り打ちで日当が1万円、2万円も変わるのか?と言えば、なかなか厳しい。店も客もカネがないでしょ、今は。カツカツの経営してるってことは、負けない客、いわゆるプロ存在ってのはこの上なく余計な存在にしかなんないよね。  厳しい状況でもトータルで勝てばいいと割り切って打っているんだろうけど、それだと長いスパンしっかり打ち切らなきゃいけなくなるし、シビアに打たなきゃいけない。パチンコって本来的に楽しいモノなのに、ストイックに打って楽しいかな……とは思うな」

今のパチンコは寂しい……

 大島さんはパチンコが好きだからこそ、今のパチンコ業界やパチプロたちの置かれた状況について寂しさを感じているという。 「プロが存在できるほど豊かな業界だったわけでさ、そのくらいパチンコってやる人も多けりゃ人気もあった。今はもう、叩かれる存在になっちゃったし、やる人もどんどん減ってる。まぁ、寂しいよね」  20代をパチンコと共に生きていきた大島さんも、形はどうあれ“パチンコ関係者”であることに違いはない。これから先、パチンコはどうなるのか、そしてパチプロという存在はどうなるのだろうか。 文/谷川一球
愛知県出身。スポーツからグルメ、医療、ギャンブルまで幅広い分野の記事を執筆する40代半ばのフリーライター。
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