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「ミッツ・マングローブさんからは『ドケチ』と呼ばれました」長く金融機関に勤めた女装家タレント・肉乃小路ニクヨのお金戦略

いまや65歳定年が普通になったが、「ホンネを言えば60歳で仕事を辞めたい」という人は多いはず。そのために必要なのは、やはりお金だ。年収ダウンの再雇用にすがることなく、爽やかに会社との別れを告げるにはどんな戦略が必要なのか。老後資金、退職金、住居費などを多角的に分析!

やりたくもない再雇用にしがみつくのは不健康でしかない

[60歳でもう働かない]お金戦略

女装家タレントの肉乃小路ニクヨさん

「個人的には働けるうちは働いたほうがいいと思うんですが、やりたくもない再雇用にしがみつくのは不健康でしかない。やっぱり、いくつになっても重要なのは『自分の意思で仕事を辞める』って選択ができることなのかな」 そう話すのは、女装家タレントの肉乃小路ニクヨさんだ。実はこの方、長く金融機関に勤めた経歴があり、豊富なマネー知識を持つ人物でもある。 「私のように証券会社、銀行、保険会社を渡り歩いた人は珍しいでしょうね。ただ、お金の教訓としては保険業界での経験が大きかった。実は保険会社って商品運用に関してはすごく徹底していて、コストが安いものをしっかり選ぶ。『長期投資はローコストが命』との教えを叩きこまれました」

ミッツ・マングローブに「ドケチ」と呼ばれることも…

投資の大切さを各メディアで熱弁しているニクヨさん。豪快キャラが多い女装家界隈では、もちろん異色の存在だ。 「ロケ先でお金を払ったらきっちり領収書を受け取るので、ミッツ(マングローブ)さんからは『ドケチ』と呼ばれましたよ。衣装もクラシックで控えめなデザインのものを長く着回すことが多いです。派手さがウリの女装家としてはあるまじき行為ですね(笑)」
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50歳で亡くなった父の存在が契機に
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