バーベキューはエンターテインメントだ!
5月の連休にバーベキューを考えている方も多いと思う。だが、バーベキューに対して「頭を使わずにただただ肉を焼けばいい」と思っているようではまだまだ。肉を焼いただけで、ぐったりと疲れだけが残る一日になってしまうのは想像に難くない。そこで今回は、一工夫でバーベキューを飛躍的にレベルアップする方法を紹介したい。筆者の経験上、バーベキューを仕切れる男はその場で株価急上昇。ぜひともワンランク上、大人のバーベキューで男を上げてほしい。
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【レベル5】
バーベキューはエンターテインメント 思い切って丸焼きに挑戦!
バーベキューはエンターテインメントである。ただ肉を焼いて酒を飲むだけでは、エンターテインメントとは言えない。ワンランク、ツーランク上のバーベキューを目指すなら、丸焼きが面白い。
牛肉も塊で焼き、焼けたところからナイフで削いでワイルドに食べていく。ブラジルのシェハスコスタイルの食べ方だ。同じ肉でも食べ方が変わるだけで、新鮮な味わいが楽しめるはずだ。また、塊が焼けていく様は、なんとも心躍るものがあり、男らしいワイルドな雰囲気が味わえる。
筆者は年に1、2度、子豚の丸焼きをバーベキューでやっている。5kg前後の子豚を遠火の強火で2時間ほどかけてゆっくり焼いていく。難しいことはない。ただ焼くだけなのである。途中、摺りおろしたニンニクを溶いた醤油をハケで塗っていくのだが、したたり落ちる脂に混じってジュッと焦げた香りだけで酒が飲めるはずだ。
【レベル6】
タレにこだわれば一段と美味くなる!
バーベキューのタレは市販の焼き肉のタレで十分……なんて思っている人は、すぐにでも考えを改めてほしい。タレこそが焼き肉では命。その命にこそこだわりを持つのは当たり前のことである。せっかく用意した美味しい食材も、市販のタレで食べてしまうと途端にどこにでもある味になってしまうのだ。だが、なにも手の込んだモノは必要ない。肉などと相性がバツグンで、用意しておけば一目置かれるセンスがイイ一品を紹介しておこう。
●ゆず胡椒……シンプルだが肉の旨味を引き出す万能調味料。用意しておけばセンスがいいと思われること間違いなし。
●わさび……醤油とわさびでシンプルに食べると、肉の旨味がよくわかる。脂っこいものはとても後口がサッパリするので、重宝すること間違いなし。
●おろしポン酢……どうしても脂っこいものが多くなりがちなバーベキュー。サッパリ食べたいなら大根おろしとポン酢のコンビは最強。
●レモン醤油……醤油にギュッとレモンを搾っただけ。でも、このシンプルな味がどんな食材とも合うから不思議だ。
●モーリョ……ブラジルのシェハスコで用いられるソース。ピーマン、パプリカ、トマトやタマネギ、コリアンダーをみじん切りして、ビネガーと塩胡椒で味を調えたもの。ビネガーの酸味が脂っこいモノと抜群の相性だ。
ほかにも七味唐辛子やお酢などの調味料を準備しておけば、バリエーション豊かな味を演出してくれる。タレよりも調味料にこだわってみてほしい。
これからの季節はバーベキューが本当に楽しくなる。近年、ゴミや騒音などバーベキュー客のマナーが問題となっている。マナーを守ってバーベキューを楽しんでほしい。 <文/テポドン(本誌)>
― ワンランク上の大人のバーベキューを楽しむ方法【3】 ―
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