更新日:2025年01月30日 18:08
ライフ

セックス依存症に陥った男性が赤裸々告白する半生「セックスの際に、“豹変する”と女性から言われていました」

40歳間近で女性にハンマーで殴られバリカンで丸刈りにされる

作中の元彼女“ハンマーちゃん”とは、共依存関係に陥った。別れるときはハンマーちゃんから、ハンマーで全身を殴られ、バリカンで丸刈りにされる。 「ハンマーちゃんと付き合っているときは、元彼女と連絡を取っていただけだったのですが、別れ話になりDVとなりました。40歳間近で、丸坊主で、全身傷だらけになり、“こんな自分は嫌だ”と思いました。だけど、セックスをしなきゃいけないという焦燥感があり、“いよいよ、おかしいぞ” となりました」

(C)津島隆太/集英社

そこから、依存症に強い精神科病院に行くこととなる。 「依存症患者は“底付き体験”をしないと治療につながりません。ハンマーちゃんとの出来事が底付き体験でした。依存症だと自覚して病院に行ったので、診断が下った時は、安堵しました。病気ということは、自分の本質の問題ではないと分かったからです」 病院から、依存症のグループミーティングや自助グループにつながり、参加するようになった。

不倫・風俗・盗撮・痴漢行為を辞められない人たち

津島氏が連載をスタートし、1話目をSNSに拡散すると、多くの相談が寄せられたという。 「1話目をXで拡散したところ、“質問箱”には、4000件もの相談が寄せられました。まだ、半分くらいしか返信できていませんが、悩んでいる人は多いのだと思いました」 相談の内容は、旦那さんや自分が、不倫を辞められない・借金をしてまで風俗に通ってしまう・盗撮が辞められない・未成年とセックスしてしまい捕まってしまったなど、深刻なものが多かった。 「依存症の治療には、トラウマ治療やグループミーティングや自助会への参加があるのですが、自分には、トラウマ療法が一番効果的でした」 そのトラウマ治療の中で自分自身が父親の性被害者だったことも分かった。 「幼稚園の頃、お風呂で父に口淫性交をさせられた記憶がよみがえりました。今でも状況を思い出します。苦しくて嫌だったので、解離状態になりました」 セックス依存症になりました
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漫画を連載することで自分も救われる
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立教大学卒経済学部経営学科卒。「あいである広場」の編集長兼ライターとして、主に介護・障害福祉・医療・少数民族など、社会的マイノリティの当事者・支援者の取材記事を執筆。現在、介護・福祉メディアで連載や集英社オンラインに寄稿している。X(旧ツイッター):@Thepowerofdive1

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