カーライフ

日本一焼き魚がうまい居酒屋で復興を応援!

日本をつなげ!プロジェクト ~電気自動車で全国の「元気!」を突撃レポート~ 第1回:宮城県気仙沼市『福よし』
駐車場

完成したばかりの新店舗。1階は駐車場になっている。

 値段が高すぎる! 航続距離が短くて使い物にならん! と評判の電気自動車で、全国各地の「元気!」を訪ねてレポートしようという連載企画。スタートを飾るのは、東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市の居酒屋『福よし』だ。  このお店。高名なグルメ評論家に「日本一焼き魚が美味い店」と言わしめる名店だった。私も2003年に取材に行って、自慢の囲炉裏で焼いたサンマを3本ばかり、ぺろりといただいたことがある。でも、以前の店は津波で壊滅。防潮堤の問題などもあり、町全体の復興計画はまだ闇の中、という状況ではあるのだが……。
サンマ

2003年に食べたサンマ。不思議なくらい美味かった!写真/田中均明

「以前は駐車場だった海を望める場所に新しい店を建てることにした。のんびり復興を待ってたら10年かかる。オレは今63歳。10年後に店を再開しようと思っても、こっちが錆び付いてダメになっちまうよ」と、大将の村上健一さん。客との会話を弾ませるために「5人の客に5匹の魚を焼くときは、1匹だけ大きいヤツを入れたりするんだよ。気になって、そこから話が膨らむだろ」ってな具合に、話し好きで洒落好きな村上さんは、2003年に会った時にも増してパワフルだった。  訪問したのは8月7日の復活オープン数日前。オープン前だったから残念ながら新しい店の料理は食べられなかったけど、『福よし』の、大将の料理が不味いはずはない。この店の焼き魚が美味しい秘訣は、まず、大将のアイデアが満載の囲炉裏にある。水を張って魚から落ちる脂を受け止める特注の「皿」は、壊滅した店から救出してきて新しい店の囲炉裏に使ったという。真新しい囲炉裏のスペースには、役所の指導で以前はなかった水道が付けられてはいたけれど、囲炉裏の前に立つ大将の笑顔を見るほどに、今日は肝心の焼き魚が味わえないってのが口惜しい。 ⇒【後編】へ続く「『福よし』の焼き魚が美味い秘密とは?」 https://nikkan-spa.jp/274849 <文と写真/寄本好則(三軒茶屋ファクトリー)>





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