音だけの世界で戦う「ゴールボール」の解説・実況は骨伝導スピーカーだった!
~今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪 第38回~
フモフモ編集長と申します。僕は普段、スポーツ観戦記をつづった「スポーツ見るもの語る者~フモフモコラム」というブログを運営しているスポーツ好きブロガーです。2012年のロンドン五輪の際には『自由すぎるオリンピック観戦術』なる著書を刊行するなど、知っている人は知っている(※知らない人は知らない)存在です。今回は日刊SPA!にお邪魔しまして、新たなスポーツ観戦の旅に出ることにしました。
ひとつ豆知識です。実は、パラリンピックは五輪と同じ会場を使うことになっています。パラリンピックだけをやる会場とかはないのです。昨今世間で話題になりました有明アリーナは、五輪ではバレーボール競技をやることになっていますが、パラリンピックでは車いすバスケをやることになっているのです。
もしも、小池百合子東京都知事が画策したように、有明アリーナの新設を止めて、横浜アリーナでバレーボール競技をやることになっていたら、車いすバスケもやっぱり横浜アリーナでやることになっていたことでしょう。まぁ、必ずしも五輪の競技会場を全部使わないといけないわけではないので、両国国技館とかでやる手もありますが。
何を言いたいかというと
「五輪会場に万一入れなかった場合、残り香だけでも吸いたいと思ったら、パラリンピックに行けばよい」
ということ。
セーフティネットがあるという話です。
パラリンピックは看板やセキュリティ体制なども五輪並みなワケで、五輪感というものは十分に味わえるのではなかろうか。
特に人気競技をやる会場については、パラリンピックもセットで意識しておくといいだろうということです。
「有明アリーナに入ってみたい!でも五輪では入れなかった!」というときには車いすバスケで残り香を吸う。
「新国立競技場に入りたい!でも五輪では入れなかった!」というときはパラリンピックの陸上競技を見る。
人気競技・競泳のオリンピックアクアティクスセンターも、人気競技・体操の有明体操競技場も、気分を味わうセカンドチャンスはあるのです。
前置きが長くなりましたが、東京五輪を見据えて穴場競技を探す当連載も、ここらでパラリンピック競技にも食指を伸ばしていこうと思います。
基本的にパラリンピック競技は全部穴場なんだろうとは思いますが、せっかくなら注目ポイントくらいつかんでおいたほうが観戦も楽しいでしょうからね。
ということで、今回観戦に向かいましたのはゴールボールです。
ゴールボールは目隠しをした状態で音だけを頼りに、互いのゴールにボールを入れたり守ったりする競技。
ロンドンパラリンピックでは日本代表が金メダルを獲得した実績のある競技です。その国内最高峰の戦いである日本選手権を見まして、穴場だなという確認とゴールボール観戦のコツを探っていこうという寸法です。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1263232
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『自由すぎるオリンピック観戦術』 スポーツイベントがあるごとに、世間をアッと言わせるコラムを書き続ける、スポーツ観戦ブログ『フモフモコラム』の中のひとによるオリンピック観戦本 |
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