中国で大売れ【マナー本】のスゴい中身
上海でベストセラーとなっている若者向けのマナー本『别说你懂职场礼仪』。日本語に訳すと「それでビジネスマナーを知ってるつもり?」的なニュアンスになるのだが、まあ、これが大層、おもしろい。
序章で、『兴于诗,立于礼,成于乐』(詩に興り、礼に立ち、楽に成る)、『不学礼、無以立』(礼を学ばざれば、以て立つこと無し)といった『論語』の一説を引用。礼儀の大切さを説きつつ、初対面の人との挨拶やお茶の出し方など、具体的に○×でマナーを説いているわけだが……。
例えば、名刺交換。
「名刺の名前を相手のほうへ向ける」「両手で渡す」「名刺交換する際、自分の手は相手より下に」なんてのは、日本でも真っ先に教えられる基本の動き。が、それだけでは終わらないのがかの国で。「名刺をズボンのポケットにいれてはいけません。」「名刺をもてあそんではいけません。」etc.……。
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その他、「人を紹介するときに指を刺さない」「握手するときに手の平を下に向けない」など、思わず「そっからかよっ!」と突っ込みたくなるご指南が満載。
横行闊歩だといわれるお国柄が変わるのには、悠久の時が必要か? <取材・文/小山武蔵>
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