第242回

12月10日「福岡に注目」

・アジアンビート(asianbeat.jp)というネットラジオの取材を受ける。福岡から、日本全国だけでなくアジア全域にコンテンツを配信していくというコンセプトで、日・韓・中・英の4カ国語に対応しているそうだ。

・福岡には、アジア各地との大容量回線ネットワークを生かして情報拠点になっていこうという戦略があるらしい。あるいは地元の優秀なソフトハウス群による「ゲーム特区」申請に向けた動きもある。エンターテインメント発信地としては面白い場所になりそうだ。

・僕としては「アジアの中の自分として世界に向けて発信していく」スタンスを提案したかったが、言葉足りず。うまく伝わらなかったかもなー。それから渡辺関連のコンテンツも、これからアジア各国でもリリースされますのでよろしく。と、そういう話も。

12月11日「10億人の1%が買ってくれたら1千万部?」

・中国版と韓国版の『プラトニックチェーン』が届いた。特に香港あたりでかなり売れているらしい。アジアでブレイクしないかな。千葉美加みたいに。


12月12日「ゲームのクラシック」

・バンダイが来春より『Let’sTV プレイCLASSIC』というシリーズをスタートする。個々の商品の形は、コントローラーそのもの。この中にゲームが入っていて、テレビに繋げばすぐに遊べる。あの『ドラゴンボールZ・バトル体感格闘かめはめ波』と同じスタイルだ。

・これで懐かしのゲームをラインナップしていくわけである。『黄金の城』や『影の伝説』のようなしぶいカルトゲームまでラインナップされている。自分にとって思い出深いゲームをコレクションしていくのはとても楽しいと思う。

・過去のゲームをソフトとして最新のゲーム機に移植するのではなく、あくまでもモノとして再生させる、という発想が面白い。1ゲームごとに筐体ごと売る、というのはもちろん物理的に不可能である。だからとことんミニチュア化していって、モノとしてのゲームの必要最小限、コントローラーに全てを詰め込んだというわけである。

・いろいろと触らせてもらったが、それぞれ、オリジナルに加えてアレンジバージョンのゲームも入っていて、楽しめた。ただし昔のゲームって、難しかったんですね。だれきった自分にカツを入れなくてはとつくづく思った。

2006.03.06 |  第241回~

PROFILE

渡辺浩弐
渡辺浩弐
作家。小説のほかマンガ、アニメ、ゲームの原作を手がける。著作に『アンドロメディア』『プラトニックチェーン』『iKILL(ィキル)』等。ゲーム制作会社GTV代表取締役。早稲田大学講師。