都内唯一!?新形態“脱ぎキャバ”で夏を惜しむ

 夏が終わろうとしている。今夏の東京は天候不良も著しく、鉛色の空が海やプールへ向かう気分を溶かしていった。水辺でビールを飲みながら、水着の女のコを拝む、そんな唯一にして最大の楽しみを奪った空を恨めしく見ていると、一本の電話が。「夏仕舞いは早すぎますよ。田町に行ってください。僕がセッティングしときましたから!」

 声の主は沖縄でバカンス中という夜遊びガイドのO氏。「遅めのお中元です」と電話口で笑っている。

 なぜに田町!? 夏休み中で学生は少ないものの、お盆明けのサラリーマンでごった返す慶応仲通りを奥へ奥へと進むと、“いなたい雰囲気”のビルが。田町にこんな一角があるとは驚きだ。アロハにストローハット、短パン&ビーサン姿のお兄さんが元気よく案内してくれた。

ワイシャツ姿の女のコを自らの手で……

lounge garden

左からゆめ、キラリ、まな、静ちゃん。20代前半から、25人以上の女のコが在籍する。フロアにいるだけで目移りしてしまう

「田町で唯一、いや都内初、脱ぎキャバいかがでしょう!」

 脱ぎキャバ!? 北関東の某盛り場のような怪しい誘い文句にいささか警戒しつつ、エレベーターに乗り込む。

「いらっしゃいませ~!」

 ドアが開いた瞬間、元気の良い声。うなぎの寝床のような奥に長いフロアはワイシャツ姿の女のコでごった返している。着席してあたりを見回すと、すでにご満悦のご同輩からは、感嘆の声が漏れているではないか。

 さっそく席に来た、ゆめちゃんと静ちゃんが説明してくれた。

「ここはお客様が女のコのワイシャツを脱がすことのできるキャバクラなんです」

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ときめく瞬間。なぜ、男は男物のワイシャツ姿一枚の女のコが好きなのだろうか

 女子の男物のワイシャツ姿は男子一生の夢。拝めるだけでも十分だというのに、それを自らの手で脱がすことができるとは! はやる気持ちを抑え、まずは2人と乾杯する。雑談をしつつも、気になるのはやはりワイシャツの中。

lounge garden「好きなタイミングでいいですよ」と言われ口数が減る俺。

 グッと焼酎の水割りを飲み干し、いざ“勝負”。まずは敬意を表し、胸元に両のてのひらを合わせる。

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“ご開帳”の前にはなぜか拝む人が多いとか。先人に倣い俺も手を合わせる。ただ、触れられるのはシャツのみ、くれぐれもご注意を

 のりの利いた純白のシャツのボタンに手をかけるも、酒のせいか緊張のせいか、ボタンが外れない。

「いや~、手が震えてる!」。焦るも、脱がしやすいようぐっと胸を突き出し、天使の如く笑うゆめちゃん。その微笑みに促され、ひとつひとつボタンを外していく……。

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地位やプライドは無粋!かなぐり捨てて楽しむべし

lounge garden lounge garden ピンクの水着が現れる。胸元にはうっすらと汗、いい香りがするではないか。すっかり味を占めた俺、すかさず静ちゃんのボタンにも手をかける。「きゃぁ!」という嬌声が今夏のリビドーを解き放つ。

「ワイシャツを全部脱がす方もいるし、そのまま残す人も。ご自由にどうぞ……」(静ちゃん)

lounge garden 聞けば、女のコによってはワイシャツの下は下着のコもいるらしく、それを見極めるのもこの店の楽しみ方となりそう……。

【lounge garden】
住:東京都港区芝5-15-4 フォーラム三田5階
電:03-6453-8797
営:20時~ラスト
休:日曜(月曜が祝日の場合は営業)
料:オールタイム8000円(40分、飲み放題付き)
●SPA!クーポンで50分5000円(生ビール付き)に!

lounge garden協力/O氏(夜遊びガイド)撮影/渡辺秀之

苫米地 某実話誌で裏風俗潜入記者として足掛け5年。新天地でヌキを封印。好きなタイプは人妻
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