締め切りに追われ、日中は館詰でほとんど外に出る機会がなかった。フラフラしながらも街に繰り出してみると、すっかり気候が暖かくなっていた。いつの間に衣替えが済んだのか、道行く女性もずいぶんと薄着になっている。
そこで、ふと思った。彼女はどんな下着なのだろうか。僕に透視能力があったらなあ……。
おっと、イケない妄想だ! 恐らく、寝不足のせいでどうかしていたのかもしれない。
清純な彼女の下着はどんな?
数日後、僕は秋葉原を訪れていた。この地は現在、コンセプト系の店が群雄割拠。実は、そのなかで見つけてしまったのだ。
ここは、「Cafe Bar ZERO~ぼくは透視能力を身につけた!~」。僕の願望が店名そのまま。入り口には紫色の小さな瓶が置かれている。目の前のモニターに映像が映し出されると、博士による説明が始まる。どうやら、瓶に入った液体は“魔法の水”で、体に浴びると透視能力が得られるのだとか。さっそく吹きかけてみる。果たして、効果はあるのか。
「いらっしゃいませ~」メイド服のみなさんと、体操着の杏蜜さんがお出迎え。
美女の衣装が透けて見える!?
思わず目を疑った。み、見えるぞ……。ロリフェイスの2人だが、意外と大人っぽい下着をつけているのだな。感慨に耽りつつ、うっかりガン見していると、「どうかしましたか?」と杏蜜さん。どうやら僕が透視能力をもっていることはバレていないらしい。ただ、気をつけなければ。 透視能力の効果は、服が透けて見えることだけではない。カウンターに座ってメニューに目を通すと、なんと透明。続いて、糸こんにゃくのお通しが出てきた。
その器も透明なのである。ドリンクを注文すると、彼女たちがせっせと作ってくれるのだが、何げない動作でもセクシーさを感じてしまう。眼福である。

普段の何げない動作が眼福、ガン見してもバレていない!?
不器用な僕は、もはや会話も上の空。みなさんの胸元で存在感を放つ、大胆なヒョウ柄に目を奪われていると、名札にQRコードがあることに気づいた。
「ツイッターのアカウントに飛べるんですよ」(みなさん)なるほど。スマホで読み込む際に、接近できるじゃないか!
そんな鼻息の荒い僕を、みなさんが不思議そうに見ていた。
こうして、あっという間に時が過ぎた。最後に杏蜜さんと一緒にチェキを撮り、店を出た。帰路の途中、道行く女性は透けて見えなかった。あれは夢だったのか。
家のベッドで余韻に浸ろうと、チェキの写真を取り出す。そこには、間抜けな顔をした僕と、杏蜜さんの下着姿がしっかりと写されていたのだった――。
【Cafe Bar ZERO~ぼくは透視能力を身につけた!~】
住:東京都千代田区神田佐久間町1-16-1 大橋ビル4F
電:03-3526-2235
営:19:00~23:3
休:不定休
料:飲み放題50分2500円(19:00~21:00)、3500円(21:00~23:30)、チェキ1000円※税サ別
https://barzero.site/
撮影/長谷英史
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マエザワ エロ本出版社出身、元ギャル男雑誌編集者。無類の外国人好き。趣味は「夜の国際交流」
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