“宇宙ガールズバー”が荻窪に突如出現!キュートな宇宙人たちと心を通わせた夜

 500回を超える連載のなかで、ものすごい数の夜遊び情報をお届けしてきたであろう俺の夜。女のコと話して給料がもらえるハッピーすぎる仕事であることは重々承知しているが、コロナ真っただ中に新卒として入社し、まだまだ夜遊び経験の少ない俺にとって店選びは困難を極める。「いいな」と思う店があっても、日本中の夜遊び情報は鼻の下を伸ばした先輩たちに先を越されていて、既に掲載済み、なんてことはザラだ。

 でも、せっかくなら先輩たちが驚くようなお店を見つけたい! 血眼でネットサーフィンをしていると、“宇宙ガールズバー”という見慣れない単語の組み合わせを発見。公式ホームページには「好奇心旺盛で、人間が大好きな“女の子風エイリアン”と“アンドロイド版キレイなお姉さん”がお客様とお話ししたくてウズウズしています」と書いてある。

俺の夜 なるほど、宇宙が舞台なのではなく、店員が宇宙人なのか。宇宙人が接客してくれるのなら、俺の夜史上一番スケールの大きい店に違いない……しかも、今年の5月25日にオープンしたばかり。意外にも荻窪駅近くに存在しているという謎の宇宙ガールズバーに、さっそく足を運んでみた。

日本語をマスターした宇宙人がお出迎え

俺の夜

左から、サキちゃん、アカリちゃん。異星人同士でも仲が良く、この前はみんなで韓国料理を食べに行ったそうだ

 訪れたのは、JR荻窪駅南口から徒歩1分という好立地、雑居ビルの3階に店を構える「Velfarre(ヴェルファーレ)」。宇宙人は雑居ビルにいるのか、と何の変哲もない階段を上り店に入る。すると、薄暗い店の奥から個性的なコスチュームに身を包んだ女のコが。それも、3人もだ。

 どんな世界観が待ち受けているのかと構えていたが、「いらっしゃいませ~」とおしぼりを渡されて着席。普通の接客に拍子抜けした俺が「宇宙語とか話さないんだ?」と茶化すと、すぐさま「あなたに合わせて日本語を喋ってるだけだよ!」とサキちゃんにツッコまれた。聞けば3人ともそれぞれ違う星からやってきた宇宙人で、すでに日本語をマスターしたという。

「1か月前に地球に来て、このお店で人間のマナーを学びました。一生懸命勉強して、普通の女のコみたいにお話しできるようになったから安心してね!」

 とアカリちゃんがいたずらっぽく笑う。なかなか隙を見せない宇宙人っぷりに感心していると、「故郷の料理を食べませんか?」と頭に触角をつけたヒトミちゃんが何やら見慣れないパッケージを差し出してきた。

俺の夜

巷ではあまり見かけることのない宇宙食は一袋1000円

宇宙人たちと宇宙食でカンパイ!

「私の星の食べ物で、地球では『宇宙食』って言うらしいです。今日はチョコレートケーキ味と、杏仁豆腐味と、おもち味を持ってきましたよ」

 料理名は地球基準なのかよ、と内心ツッコみつつ、せっかくなのでおもち味を食べてみることに。

俺の夜

意外に量が多く、みんなでシェアして楽しむこともできる

「人間はこれをすると喜ぶ」とヒトミちゃんがアーンしてくれた。プラスチックの板のような見た目の通り、かなり硬く味もあまりしないが、付け合わせのきなこをかければけっこうおいしい。口の中の水分を全部持っていかれるので、自然にお酒も進んでしまう。

俺の夜「宇宙食は初めてきた人が頼むことが多いです。他にもいろんな味を用意していて、おすすめはいちごアイス味とプリン味です。私は地球の料理のほうが好きですけどね(笑)」(ヒトミちゃん)

 宇宙食をつまみに異文化交流を楽しんでいると、お互いの出生地の話になった。

宇宙人たちに魅了されて何度も延長

俺の夜「たまたま日本にも同じ地名があるらしいんですけど……私はナガノっていう星で生まれました!」と言うサキちゃん。かつてのゆうこりんを思い出すような発言に思わず笑ってしまう。

「年齢は人間で言うと21歳」「触角はつけてるんじゃなくて生えてる」と、とにかくボロを出さない。彼氏はいるの? と聞いたら、「人間の言葉はわかりませ~ん」と強引な手法でかわされる。宇宙人たちに魅了されているうち、結局何度も延長を重ねることになってしまった!

「もっとお話ししようよ!」と無邪気に微笑む生物たちを尻目にお会計。人間の通貨もらっても意味ないんじゃないの? と聞いたが、そこは人間界の常識に従っているらしい。

 帰路につき、人間たちと電車に揺られながら息苦しい気持ちになっていることに気がつく俺。早くまた宇宙人に会いたい!

【Velfarre】
住:東京都杉並区荻窪5-30-7 荻窪エースビル3F
電:080-4136-1126
営:17:00~LAST
休:年中無休
料:50分飲み放題3000円、延長30分2000円
●新型コロナウイルスの影響で営業時間や定休日が変更の場合があります

撮影/後藤 巧

ケンビシ 新卒2年目のゆとり世代で楽しく夜遊びを勉強中。好きなタイプは「うなじが綺麗な人」
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