第十八夜 【前編】

SかMか。
新しい自分を発見できるボンテージ・バーで実演調教!


【担当記者:ナカソネ】

「SとMどっち?」

 合コンでの中盤戦。自然な形で下ネタトークに移行するためのイントロダクションとして用いられがちな常套句。今までそんなSM小話を酷使してきたナカソネですが、果たして自分はどっちなのだろうか? 先日、合コン終わりの反省会で自問自答。「じゃあ、ちゃんと答えを出してもらおう」と、悪友Iに連れて行かれたのがボンデージバー『Kedama』だったんです。

現役女王様によるSM診断。論より証拠の調教プレイ!

 六本木交差点のほど近くにある雑居ビル。出迎えてくれたのは、飛室イヴさんと麻生みづきさん。Vシネマの出演経験もある女王様たちです。特にイヴ様は、縄師としてAV出演200本以上。東スポ紙上で調教連載をしていたこともあるカリスマ女王様なのです。

「あなたたちみたいに、『自分はSとMどっちか?』なんて、聞きにくるお客さんが多いのよ」

と言いつつ、ジラすかのようにタバコをトントン。

「火を点けさせてあげるわね」と言うイヴ様に対し、「幸せです」と、思わずライターを差し出しちゃいました。キャバクラで女性から火を点けられるのが当たり前になっていたナカソネにとって、この行為はすごく新鮮。「なにげない日常会話から、調教が始まってるのよ」と、横で見ていたみづき様もほくそ笑みます。そして、話は核心に。

「ナカソネ君って話をしているとき、じっと目をそらさないし、まばたきもしない。かまってほしがりのM男の素質アリね。じゃあ、調教してあげる。今日は取材だから特別。普段はしないのよ」 

 戸惑いの表情を浮かべるナカソネとは対照的に、隣にいた赤い首輪のヨウコさんは羨望の眼差しに。このお店には、彼女のようなM女も在籍。SかM、振り切った性癖の女性しかいないんです。

 縄を取り出し、あれよあれよという間に、ナカソネの体を縛りつけていくイブ様。体の自由を奪われたうえ、手で視界を塞がれました。そして、耳元で一言。

「大丈夫? ……って言いながらキツくするんだけど(笑)」

 優しい囁きと同時に、より強く締められる縄。まさにアメとムチ。このサジ加減がたまりません。目を閉じてされるがままになっていると、女王様の淫靡なパフュームがナカソネの鼻孔を刺激します。ああ、六本木のど真ん中で、僕は何をされてるんだろう。母さん、ごめんなさい。でも、このドキドキは今まで味わったことのないドキドキであり……。

 次の瞬間、宙吊りにされ、いつのまにか亀甲縛りをされていた悪友Iを見下ろす格好に。熱いロウを舌に垂らされながら、「この世界にハマる人がいるのもわかるなぁ」と妙に納得したナカソネでした。




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左がイヴ様、右がみづき様。ものの十数分で、縛り上げられてしまう。まさに匠の技!
表情は見えないが、恍惚の顔のナカソネと悪友I



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妖しく黒光りするムチの数々。
ただのオブジェというわけではないはず!?


⇒【後編】へ続く


撮影/渡辺秀之(本誌)

ナカソネ 毎晩六本木に群がる元ギャル男。電子辞書は英語とスペイン語を搭載。夢は国際結婚。世界一の美女を探す旅に出るため、第七十八夜にて俺の夜チームから脱退
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