第七十八夜【前編】

龍馬ブームの折、土佐っ娘と伝説のルーマニア美女に
ナカソネ、散る?

【担当記者:ナカソネ】

100504_yoru_01.jpg

 国際結婚の夢がいまだ捨てきれないナカソネです。しかし、毎晩六本木に繰り出しても、異国情緒溢れる美女との新しい出会いなんてありません。気づけば顔見知りばっかりで、ニューカマーの気配すら漂ってこないのです。「知らない間に、また鎖国でも始めたのかな?」とボヤき始めた頃、大学時代の先輩から吉報がありまして。現在、高知県に住んでいるH先輩が言うには、「高知に伝説のルーマニア美女がいる」らしいのです。もしや、龍馬好きのルーマニア歴女!? 久々に胸を高鳴らせたナカソネは、飛行機に飛び乗り高知を目指したのでした。チョリッス!

 1時間半後、降り立ったのは高知龍馬空港。街中には福山龍馬のポスターがびっしり貼られており、「龍馬ブームのど真ん中にいて、なぜ自分はルーマニア美女を探しているんだろ」と我に返ってしまうひととき。ほどなくしてH先輩と合流、カツオのタタキに舌鼓を乱れ打ち倒した後に、「まずは高知で一番熱いキャバクラで肩慣らしじゃきぃ~」と連れていかれたのは、「Club IMAGIN」でした。

 接客してくれたのはマルキューで働いていたこともあるというゆうな嬢(20歳)。「でも、人ゴミがツラくて、2か月で帰ってきたがです」と土佐弁全開ではにかむ。隣にいたりいな嬢(22歳)からは「お客さん、返杯って知っちょる?」と土佐流のモテる飲み方を教授されることに。ここ高知では、自分のグラスを一気に空け、「はい、返杯」と飲ませたい女のコにグラスを差し出せば、必ず飲まなければいけないという作法が存在するとのこと。普段、東京のキャバクラや合コンで女のコに飲ませようとして、散財&軽蔑されることばかりのナカソネにとっては、こりゃあ嬉しいシステム! 早速、焼酎のボトルを入れて、「返杯」と挑んでみたものの……。土佐っ娘は酒豪揃いで、すぐさま「はい、返杯」と、一向に返杯ラリーが終わりません。2時間後。気づけば便器に返杯し、土佐っ娘に完敗したのでした。チョリッスゥウウウ……。

100504_yoru_02.jpg

土佐っ娘は酒豪揃い。調子に乗って返杯ラリーを挑むとドツ
ボにハマること間違いなし。『スケバン刑事』世代には、土佐
弁はかなりドキドキする

【Club IMAGIN】

100504_yoru_03.jpg

住:高知県高知市追手筋1-3-1 ベルエポックビル7F
電:088-822-5180
営:21:00~LAST
休:日曜
料:4500円/60分(21:00~21:59)、5500 円/60分(22:00~LAST)

●四国最大級を誇る130坪のスペースに50人以上のキャストが集結。
カラオケルームやVIPルームもあり。返杯ラリーをしたい方は、ボトルを
入れるのがオススメ。焼酎、ウイスキー、ブランデーなどが6000円~。

撮影/渡辺秀之

ナカソネ 毎晩六本木に群がる元ギャル男。電子辞書は英語とスペイン語を搭載。夢は国際結婚。世界一の美女を探す旅に出るため、第七十八夜にて俺の夜チームから脱退
ナカソネの他の記事