第七十三夜【後編】

【担当記者:ナカソネ】

 すっかり場に馴染んだナカソネがまわりを見回すと、いつのまにか超満員。「いつものイベントよりも若干年齢層は高め」(スタッフ)だそうで、ナカソネと同世代らしき男性客も少なくありません。これだけ大勢いればイイ出会いもあるはず。ダイナマイトなハニーを求め、ひとまわりくらい年下のギャルに声をかけてみました。

「小学生の頃、モー娘。が大スキだったの!」という20歳のアヤちゃん(仮名)は、毎月欠かさず来るという常連さん。一緒になって『恋愛レボリューション21』(モー娘。)を歌えば、超超超超イイ感じに! さらに話が進むと、「モー娘。は、カラオケでも全然歌うよ」というじゃないですか。「古い」と言われるのを恐れ、無理してヒルクライムとかを歌っていたナカソネにとっては驚きです。「このまま携番ゲット!」と、意気込んでみましたが、続いてかかった湘南乃風『睡蓮花』に合わせて「濡れたまんまでイッちゃって!」とせまったところ、その下ゴコロが命取りになり、彼女は離れていってしまいました……。やはり、ノリすぎには注意が必要ですね。

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お立ち台のギャルと一緒にチョリーッス! ちょっぴり古いかなと、最近、
自重気味だったナカソネの代名詞だが、まだまだイケることを再確認

 うれしい発見をしたものの、ひとりになってしまったナカソネは、フロアでお酒を飲んでいた主催者のカラテカ・入江氏にこのイベントの楽しみ方を聞いてみました。

「ボクはJ‐POPが大スキなんですけど、クラブではかからないからこのイベントを始めたんです。みんなで一緒に歌う感じで楽しめば、ギャルと仲良くなるキッカケにもなりますよ。踊るというより、カラオケに来たつもりで楽しんじゃってください!」

 なるほど。クラブというよりも、巨大なカラオケなんですね。そういえば、この一体感って、モー娘。や小室ファミリーのメドレーを、一画面ずつマイクを回して歌ったときのノリと同じ。こんなグルーヴが延々と続くなんて、最高に盛り上がったときのカラオケくらい。春到来を目前にして、ヒルクライムからの卒業を心に誓ったナカソネでした。チョリース!

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DJブースから煽るカラテカ・入江氏。
彼が毎回歌う自虐的な「羞恥心」の替え歌も見モノなのだ

【Club Camelot】

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住:東京都渋谷区神南1-18-2 神南坂フレームB2・3 
電:03-5728-5613
吉本興業所属のお笑い芸人、カラテカ・入江氏とDJ K.ANDO氏
が主催する『J-POP NIGHT』は、毎月第3日曜日に開催。
入場料/男性:3000円、女性:2500円。
http://www.clubcamelot.jp/

撮影/渡辺秀之

ナカソネ 毎晩六本木に群がる元ギャル男。電子辞書は英語とスペイン語を搭載。夢は国際結婚。世界一の美女を探す旅に出るため、第七十八夜にて俺の夜チームから脱退
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