第七十四夜【前編】

ノリノリ水着娘と乱痴気騒ぎ!

都会の楽園で味わう”一足早い”夏休み


【担当記者:スギナミ】

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 中3の夏休みの話。雑誌『ホットドッグ・プレス』の「今年の夏は”処女捨て島”新島で脱チェリー宣言」なんてコピーにノセられた中坊ご一行様は、爆風スランプの「リゾラバ」を聞きながら新島に到着。鼻息荒くハンティングを開始したわけではあるが、「キャー、色が白~い」とコギャルに一蹴され、強面サーファー集団の失笑を買うはめになったのは苦い思い出だ。

 忘れたい旅のはずなのに、なぜか脳裏に焼き付いて離れないのは、ギャルたちの水着率の高さのせい。いや、夏の海だから水着なのは当たり前だが、当時の新島は、昼も夜も、コンビニから定食屋にいたるまで、水着姿が基本。「もしも街中のギャルの服装がみんな水着だったら」なんてC級エロ漫画のような設定に、14歳のスギナミ少年は深く感動を覚えたものだ。そんな思春期の記憶を持つ僕の足が、吸い寄せられるように”水着キャバクラ”へと向かったのは、至極当然の流れかもしれない。

水着姿でお酒を飲むと羞恥心もぶっとぶ!?

 平日の午後9時。湯島駅から春日通りを直進すること5分、キャバクラ、風俗などが渾然一体となった上野・湯島エリアの一角に、水着パブ「テイクオフ」はあった。キャバクラ仲間のI氏と、赤色の照明に彩られた店内に入ると、世間がまだ肌寒さの残る春休みの時期であることを忘れてしまう。

「お店のモットーは”繁華街に一番近い楽園”。店内は年がら年中、真夏のリゾート。バカンス気分でどんちゃん騒ぎしてください」

 そうノリノリで語る店長の合図で、笑顔の水着ギャルたちが「キャーッ、いらっしゃ~い」と嬌声をあげつつ席につく。

 高級キャバクラのような恭しく艶っぽい挨拶もいいが、こんな派手なスタートも嬉しい。そもそもお店に入った瞬間から、年がいもなく気分は「イェーッ」なのだ。さらにテンションを高めるべく、まずはテキーラで乾杯。ブワッと全身が熱くなるのは、アルコールのせいか、それとも両隣に座る女のコたちの、露出した柔肌から発せられる熱量のせいか――。




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「水着の数は10着。下着っぽいのがマイ
ブームです」(浜崎りおちゃん・写真)。
水着姿で密着されると、心拍数も急上昇だ



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テキーラ・ショットで過熱する店内。「お肌のコンディションに
は気をつけてます」(平山ゆきなちゃん)と言うように、みんな
弾けるようなモッチリ柔肌のコばかり。黒く焼きすぎてないの
もスギナミ的には大歓迎






協力/井口 裕 撮影/石川真魚

スギナミ 東京都生まれ。主な出没地域は中野、高田馬場の激安スナック。特技は「すぐに折れる心」
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