花魁が流行の兆し?気分はお大名。遊女と粋に呑み、唄いたい

 北九州では成人式の衣装として「花魁」の人気が高いそう。中年男からすると若かりしころに観た五社英雄監督の名作『吉原炎上』が強烈で、遊女の近寄りがたく、はかなげなイメージが脳内を巡る。

 花魁の衣装を着てオトナになる、女の決意と業を見せつけられる気がしているのだが、着るほうにしてみれば「可愛くてちょっとセクシー」と極めて好意的に捉えられているようだ。

 ファッションとしての花魁はいま、夜遊び業界にも大人気で、都内では十数軒が花魁コンセプトへの転換を図っている。

遊女の色香を味わいにきて

おいらん

左から青山みゆきさん(41歳)、さゆりさん(30歳)、悠さん(32歳)。30代を中心としたお姉さま方の色香に溺れてしまいそう

 そんな一軒が五反田に。その名もズバリ「おいらん」。ドアを開けると和風でシックな空間。

「熟女キャバのコンセプトはそのままに花魁衣装に替えたところ、お客様にも女のコにも好評です」とは店長氏。店内をそろりそろりと歩いている遊女たち。花魁道中さながらの光景に鼻の下を伸ばしていると「いらっしゃいませ」とお淑やかなお姉さま方が。

 着物の帯は前留め、肩出し。聞けば着物はいわゆる衣装ではなく本物。毎日着付けをしているのだそう。

 着物が大好きで、この道に入ったというさゆりさん(30歳)。白く細い肩に思わず目が釘付けになる。同行の士、O氏と言えば「やっぱりノーパン、ノーブラなの?」と下世話な質問を投げかけている。「ご想像にお任せします」と返す、お姉さま方の機知と艶やかな笑顔に杯を重ねてしまった。

⇒【後編】に続く https://nikkan-spa.jp/861577

おいらん【おいらん】
品川区西五反田1-26-4 和晃ビル6F
電:03-5759-8226
営:20時~LAST
休:日・祝
料:6000円(1セット60分/税・サ別)。本指名・場内指名料2000円
※SPA!見たで「1セット60分4500円ポッキリ!(焼酎、ウイスキー、ビール飲み放題付き)」サービス

苫米地 某実話誌で裏風俗潜入記者として足掛け5年。新天地でヌキを封印。好きなタイプは人妻
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