ベッキー、舛添の“微表情”から専門家が分析。罪悪感はあるのか?
微表情とは、抑制された本音や「真の感情」が一瞬で顔に表れて消え去る表情のこと。その多くは0.2秒以内に行われるため目視で認識することが困難で、通常の会話では8~9割が見落とされてしまう(※「微表情」にあたる英語表記は、“micro expression”、”subtle expression”、“mini expression”などの用語に大別され、細かく分類されるがここでは総じて「微表情」とする)
先週は舛添都知事、ベッキーの「金スマ」出演と立て続けに大きな話題が続いたが、「微表情」の専門家・清水建二氏に、二人の「本音」を分析してもらった。
まずは「ゲスの極み乙女」川谷絵音との不倫関係をついに自らの口から告白したベッキー。
冒頭、中居正広の「ウソは言って欲しくない」に対し、ベッキーは「はい、わかりました」と答えている。この発言、そしてこれ以降のやり取りにおいても、途中感情のブレはあるにせよ、ベッキーの言葉自体にはウソのサインは観られず、心から謝罪したい気持ちが表れていたと清水氏は話す。
「インタビュー全体を通じて、ベッキーさんの表情・微表情は、恥や罪悪感、自己嫌悪が多く、川谷さんの奥様や関係各社に対する謝罪の気持ちが表れていますが、同時に川谷さんに対する気持ちを打ち切ろうとするベッキーさんなりの不断な理性的な努力が観察されます」
「奥様がいる男性を好きになってしまって、で、その奥様を深く傷つけてしまいました」
と、川谷を「男性」と表現している点からは、意識的に川谷との心の距離を取ろうとしている努力が垣間見れる。固有名詞で普段から呼んでいる人を代名詞や性別の違いで呼ぶ行為は、その人物と距離をとりたいときに意識・無意識問わず使われる表現技法だということが知られている。
「今回のケースでなぜベッキーさんが、『意識的に努力している』と言えるのかというと、後に続く二人の会話から推察できます。例えば、
中居:恋愛はしてるけど、付き合っていないみたいな。
言いたくないのはわかるよ。
なんか、そうなんだ。
俺もあんまり口にしたくないような感じだね。
ベッキー:いぇ
ベッキーさんのここでの微表情は、上唇が台形を形成し、ホウレイ線の形が釣鐘型となる、嫌悪です。ベッキーさん自身に対する自己嫌悪でしょう。こうしてベッキーさん自身が自分のしてしまった行為に対し、自己嫌悪や恥、罪悪感を感示す表情・微表情が随所に観察されます」
また、次のやり取りはベッキーの動揺を顕著に表しているという。
「中居さんの『もう、好きじゃないんですか』という問いに、ベッキーさんは、目線を落とし、躊躇し、恥もしくは罪悪感の微表情を表しながら『好きじゃないです』と答えています。引き続きのやり取りにおいて、発言中に観察された表情・微表情を括弧に入れて説明します。
中居:好きじゃないですか。
ベッキー:う~ん(罪悪感)、もちろん報道が~(略)
頭で考えて、好きじゃない、好きじゃない、それに心が追いついて~(略)
中居:今、好き?
ベッキー:好きではない
中居:すっげー好きだったんだね
ベッキー:(苦悩、悲しみ)う~ん、(恥)、そうですね。それは好きでした。ごめんなさい(罪悪感)
このような感情の流れが観察され、インタビューの最後の方でも、
ベッキー:言葉を届けるお仕事をしているにも関わらず、事実と違うことをお伝えしてしまって本当に深く反省しています。(恥)
人としてもプロとしても(苦悩)本当に最低なことをしてしまいました。
と謝罪しながら苦悩が続きます。
このように、『好きでいることに対する罪悪感』『気持ちを切り離そうとしている、してきた苦悩』『自分のしたことに対する嫌悪感』『失ってしまったものの大きさに関する悲しみと苦悩』がベッキーさんの心に渦巻き、意識的に川谷さんへの恋心を捨て切ろうとしている様子が読みとれます」
そして、ここで注目すべきは中居正広の表情。最後にインタビュー中の中居の様子に目を向けると、中居の表情はベッキーの表情とシンクロする、いわゆる「ミラーリング」が起きている。
「これはつまり、中居さんがベッキーさんの心に寄り添っている、もしくは寄り添おうとしているからこそ起きる現象です。中居さんは、ベッキーさんを傷つけないようにしつつも、自分の役割を全うしようとしているのでしょう。中居さんの質問力やトーク力というテクニックもさることながら、ベッキーさんの心情を上手に引き出している様子が伺えます。この二人の関係だからこそ成り立ったインタビューなのではないでしょうか」
さすがは中居正広といったところか。
ゲス川谷への思いを断ち切ろうとする気持ちが見える!?
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